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「輝ける本来の自分」を取り戻すために必要なこととは?

人生で挑戦を続けるためには「本来の自分」を取り戻す必要があります。

では「本来の自分」とは、どういう状態でしょうか。好きなこと・やりたいことが見つかって、人生を突き進んでいく。しかし、そんな人生を歩んでいる人は、ほんの一握りしかいないと言ってもいいでしょう。

あなたは「サザエさん症候群」になっていませんか?忙しい毎日に追われて終わる1週間。日曜日にサザエさんを観ながら「また明日から仕事か…」とつぶやき、翌朝になれば「会社に行きたくないなぁ…」と月曜日を迎え、また忙しい1週間を過ごす。また日曜日にサザエさんを観て思い出す会社への憂鬱…。

なぜ会社に対して憂鬱な気持ちになってしまうのか。もしかして「会社は自分に何もしてくれない」という求めすぎる考えを持っているからなのかもしれません。

「もっと休みが欲しい」「自分を理解してくれる上司がいい」「会社はぜんぜん自分を評価してくれない」。こう思っているのかもしれませんが、少し考えて見てほしいんです。

あなたは会社に求めすぎていませんか、と。

逆にあなたは会社に何かを与えていますか、と。

「ちゃんと仕事して、会社に貢献しているじゃないか」と反論する人もいるでしょう。確かに毎日会社に行って仕事をして、給料をもらう。それを仕事と捉える人もいるでしょう。しかし、会社から与えられたタスクをこなすだけでは「仕事」とは言いません。それは「作業」と呼びます。

「仕事」とは与えられたタスクをこなすだけでなく、自ら考え能動的に動いて会社に新しい価値を提供することを指します。

あなたは会社で「仕事」をしていますか?「作業」をこなしているだけで、会社に対しての不平不満を口にしていませんか?

この「作業」だけしか、会社に提供出来ない人材は、やがて自然淘汰されていきます。近い将来、業務のIT化やAIがあなたの代わりに作業をそつなくこなしていることでしょう。

近年、「●●ガチャ」という言葉がトレンドになっています。コインを入れてレバーを回してカプセルに入った小さなおもちゃを手に入れる「カプセルトイ」の別名「ガチャガチャ」から来ている言葉です。カプセルのおもちゃは自分で選べないので、場合によっては欲しかったおもちゃを手に入れられないこともあります。

例えば、新入社員が希望の職種や勤務地に配属されなかったら「配属ガチャ」、理想の上司に巡り会えなければ「上司ガチャ」など、自身の理想や希望と違った場合に「●●ガチャ」という言葉で表現します。

会社に対して「ガチャガチャ」文句を言う時間があるのなら、目の前のことに全力で打ち込んで結果を出したほうがいいんです。人生は運の要素が大きく左右します。思い通りの人生を歩んでいる人なんて皆無でしょう。当たりもあれば外れもある。それが人生なのに、思い通りにいかないのを会社や他人のせいにしている。この他責思考を持っている限りは絶対に人生はうまくいかないのです。

むしろそんな「ガチャガチャ」な世界を受け入れて生きていかないといけない。そんな面持ちで人生を楽しんだほうが、結果的に良い方向に転がるんです。所詮、人生なんて生れながらの不平等で出来ているのですから。

私は住宅メーカーでトップセールスマンになりましたが、これは元々「配属ガチャ」が生んだ産物だったと言えるでしょう。最初の配属先で派手にやらかし、目をつけられてしまった入社3ヶ月の私はまさに「配属ガチャ」の状態。そんな中で異動を命じられ、次の配属先の店長が、後の師匠となる「Gさん」でした。(このあたりの詳細なエピソードはこちらをご覧ください)

Gさんにセールスマンとしてゼロから再教育してもらった私は数年後にトップセールスマンになることができました。その後、漁師への道を進むことになりますが、この決断ができたのはセールスマンとして全力で仕事に打ち込んで結果を残したという自負があったからこそ。今の仕事の中で「やり残し」や「宿題」がない状態にしてから、次のステージに向かう事が望ましいです。不思議なもので「やり残し」や「宿題」は、時を変え場所を変え、再びあなたの前に現れる可能性が高いので、やり切る事が大切です。

「やりたいことが見つからない」と悩んでいる人は、とにかく全力で目の前のことに取り組む。これは繰り返し伝えていますが、全力の対象を今ある目の前の仕事に向けてみるのはどうでしょうか。自分自身に「個性がない」「専門性がない」と感じている人は、今、目の前にある仕事で最大の成果を出すために全力を尽くすのです。

「それって働き蜂や社畜になれってこと?」「私はワークライフバランスを大切にしたい」という疑問を感じる人もいるでしょう。もちろん、ワークライフバランスは尊重すべき考えです。でも、やりたいことやる人生を歩むべき人は世間が決めたワークライフバランスでなく、自分自身の基準でワークライフバランスを作って遂行しないといけないのです。

その前段階として、会社に所属しながら一次的に「働き蜂」や「社畜」と化して、圧倒的な成果を出す。目の前のことに全力で打ち込めばやりたいことが見つかるかもしれないし、周囲の評価も上がって新しい道が開けてくるかもしれないのです。

ただ、勘違いしてはいけないのが、一次的に結果を出したあなたが会社の看板を外しても同じ結果が出るとは限らないということです。結果を出したからからすぐに転職の道を歩むケースもありますが、私から見ればほとんどの人が「まだ今のタイミングではない!」と思えてなりません。

会社でやるべきことを全力でやって結果を出してからが、次のステージへと進む段階になるのです。会社の看板を外しても「世の中に必要とされる自分」を作り出すステージが待っています。

そのステージに辿り着いている頃には、本来の「輝いている自分」を取り戻せているはずです。自分の人生は自分の責任である。この考えと情熱を持って、まずは自分を輝かせましょう。




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