8/31 木曜日

人生で初めての投稿論文を書き上げて（査読が通るかはわからない）、それをそのまま研究会で発表した。月曜日に急遽親知らずを抜くことになったのだけれど、術後の体力の消耗が激しい。一日中眠いし、近所のスーパーまで行くだけでフラつく。そんな体調で片道１時間半以上かかる会場まで行けた自分を褒めてやる。研究会の醍醐味である食事と飲み会には参加できず、それどころか他のメンバーの発表もあまり聞いていない。（聞けた発表もあるにはあるが、頭がぼーっとして全く議論についていけなかった。）ほぼ自分の発表だけしに行っただけになってしまい、大変失礼なことをした。この負債のおかげで、失礼な人にも少しは優しくできるかもしれない。

休憩時間に、来てくれていた先生と「デリダは簡単、ドゥルーズは難しい」という話をした。「デリダは簡単」というのはすごくわかる。デリダは一生懸命読めば理解できる。複雑なだけで、不可解ではない。音楽のジャンルで言うと、「デリダはプログレ、ドゥルーズは現代音楽」という感じかもしれない、と思った。