11/11 土曜日

中高の同級生3人と渋谷でランチ。ひさしぶりに会えた親友もいて、近況報告。仕事の話や、試験に合格した話を聞けた。就職したり一人暮らしを始めたりすると、人生に対する考え方が随分変わるみたいだ。結婚をしたり、子供ができたり、家を買ったり、というようなことを考えると、どういう場所でどういうふうに生きていくかを考えさせられるらしい。僕はまだまだ学生だから、将来のことなんかまったく考えていない。修士論文で何を書くかとか、明日はギターが弾きたいな、とか、そういう日々のことしか頭にない。まあ、自分の将来に多大な関心がある人は研究には向いていないのだろう。実生活とは少し離れた仕方で世界に関心があるのだから、哲学なんかを学んでいるのだ。学問に向き合わせてくれているいまの環境には感謝してもしきれない。

夜は英語文献の読書会。ここ2年間はフランス語ばかりやってきたので、久しぶりの英語だ。英語で哲学をするのはほとんど初めてと言っていいかもしれない。単語レベルで躓くことはあるが、文全体の意味が取れないことは今のところなかった。博士課程の入試でどれほど英語の成績が考慮されるのかは分からないが、多少は英語に触れておいて損はないだろう。なにより楽しく読めるのだから、続けるのが吉。楽しいことを継続するのが、自分の感覚で生きるということなのかもしれない、とふと思った。

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