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マフィン屋、畑へ~厚真産無農薬ハスカップ収穫

様々なことが、いつも通りではない2020年ではあるが、変わらないこともある。
農作物は待ってはくれない。気がつけば、ハスカップ(アイヌ語の「ハシカプ(枝にたくさんなるもの)」という言葉が由来だとか)の季節であった。
小雨もなんのその、いそいそと、友人農家さんの畑へ向かう。

元々湿地帯に生えていたハスカップには少ない雨量だったためか、今年は実のなりがイマイチとのこと。コロナの影響で収穫体験自体を行わない農園もいくつかあったり、人数制限をして完全予約制とする農園もあるそうだ。

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↑ ぼくらが手摘みしたのは「あつまみらい」という品種。
「ゆうしげ」と共に厚真町でのみ栽培できる地域限定品種である。

マフィン屋が、手摘みのハスカップを入手すると‥

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ポップなマフィンが出来上がります。
見た目のかわいさで即座に選ばれる人気者。

すべてを自分たちの手で生み出したり、足を運ぶわけにはいかないけれど、なるだけ、つくり手への感謝だったり、リスペクトの思いを大事にしたい。
ひとつのマフィンができるまでの、小さな物語。

帰りがけ、家の脇で放って置かれていたルバーブ(説明が非常に難しい)をいただいた。
おばあちゃんがナイフで茎を切りながら、さらっと「地震(北海道胆振東部地震の震源地は程近い)があってから、世話をする気が起きなくなっちゃってね~。こんなにしちゃって恥ずかしい恥ずかしい。‥来年はがんばります!」と言った。
ぐっときた。何と返せばいいかわからず、ぼくは笑うしかなかった。

思えばぼくらがこの畑に出会ったのも、地震があったからだ。それがなければ、ハスカップマフィンは生まれていなかったわけで。
2020年10月、地震からもうすぐ二年。仮設住宅の入居期限となる。

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