親が認知症になったらすること9つ

最近物忘れが多いな、昨日の出来事を覚えていない、食べたものを忘れる、フライパンを焦がしてしまった…
自分の親が、もしかして、認知症かな?と思う出来事が増えてきた…
心配ですよね。大変な事務手続きもあらかじめ知っていれば、スムーズにいくかもしれません。

1.民生委員の方に相談に行く。

2.近くの介護施設や市町の介護サービス、病院の情報を集める。

3.地域包括センターへ相談に行く。

4.脳神経外科と心療内科(物忘れ外来)を受診する。

5.ケアマネジャーと面談。

6.介護認定を受ける。

7.認定度によって受けられる介護サービスを受ける。

8.福祉課でも相談する。障害者手帳(精神)を取得する。

9.年金事務所に相談に行く。障害年金の申請手続き

父が認知症と診断された時、63歳でした。

年金はもらっていましたが満額ではありません。

日中一人で家で寝ていたので、近所のデーサービスに勤める方や、民生委員の方が心配して声をかけて下さいました。

もともと脳梗塞歴もあったので前の病院に紹介状を書いてもらって、近所の評判の脳外科に通院を始めました。アリセプトも処方されました。

他には、昼ごはんの手配を始めました。
お弁当を注文すると安否確認も兼ねて来てくれる。

次に、町営のデイサービスに通い始めました。
近くのバス停まで送迎。
地元でないので、行っても話相手がいなかったみたい。レクリエーションには参加していました。

そして、町役場の福祉課で相談し、障害者手帳をとれることになりました(心療内科の診断書が必要)
お陰さまで自立支援医療(認知症に関係する病院受診料、薬代が安くなる)が受けられ助かりました。

身体障害者手帳も取っていたら交通費が無料になるので、取っておけばよかったかな。

あと、障害年金も。申請には初めて病気が認定された初診日が必要です。主治医からの書類も必要。障害者手帳と連帯していないため、役場からは言ってくれません。自分で年金事務所に予約の上相談にいく必要あり。本人が行けない場合は委任状が必要。

その後、民生委員さんが、一人暮らしを勧めて下さり(まだ身体も元気でしたので)隣町の家賃の安い物件まで紹介して下さいました。
父が一日中フテ寝していたので、少し離れて一人暮らしをすることで料理をしたり自分のことをするようになるのではないかと期待しました。

実際、一人暮らしを始めて、元気に買い物に行くようになりました。家事は、もともとしたことがなかったので、ヘルパーさんに毎朝(安否確認、朝食準備、服薬管理)来てもらうことになりました。デイサービスも週1から通い始めました。

父は、63歳でしたが、若年性認知症の診断がおりたことで、要介護1の認定を取得しました。(市町村に、よって認定がおりにくいところもあると聞きます)

障害者手帳、自立支援医療の認定がおりたことで、障害者向け介護サービス(買い物介助のヘルパーさん、就労継続支援B型事業所での仕事)にも行くことが出来ました。65歳からは介護サービス優先になるため、基本的には障害者サービスが使えなくなります。

手続きは大変ですが、ケアマネジャーや役場の方、民生委員さんに聞いて、様々なサービスを受けることができました。

父は、家でふて寝していた頃より、生き生きと元気になりました。

約2年間、元気に活動しました。

娘の私もパートを始めることができました。

父の一人暮らしの家電など持ち出しも多かったので
金銭的にも働く必要がありました。

10年前の出来事ですが、少しでも家族が認知症になった方の参考になれば嬉しいです。

読んでいただきありがとうございます。

次回は2年後の出来事を書きます。

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