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(24)今ある自分の幸せに目を向けること

人生のあらゆる事象において、それぞれの意味を考えるとキリがないし、考えても仕方ないかなとも思うけど、不妊治療中の友人からの連絡をきっかけに、息子ができたタイミングについて、ふと考えた。

夫と付き合ってすぐに妊娠し、夫は、子供ができにくいと言っていたからすごく喜び嬉しかった反面、2人きりの時間なくなったのは寂しかった。
もっと2人で旅行もしたかったし、趣味も楽しみたかった。
でも、そのおかげで、夫も私も半ば強制的に変われたところがある。
本当に課題は多くて深くて、まだまだ一つ一つ乗り越えてるところだけど、もしあの時、息子ができていなかったら、私は夫の問題行動とこんなにも向き合うことができていただろうか。
きっと息子は、夫と私を人間として成長させるために、あのタイミングで来てくれたんだろうと思った。

不妊治療をしている友人は、治療がうまくいかずに落ち込んで連絡をしてきた。1回目の体外受精だったらしい。
私は、不妊治療をしたことがないから、不妊治療をしている人からしたら知ったようなことを言うなと言われるかもしれない。
でも、友人夫婦も結婚したばかりだし、今は2人の夫婦時間をたっぷり取ってねっていう将来の子供からのメッセージなんだろうなと思った。
だから大事なのは、子供のことばかり考えて1日1日を暗く過ごすんじゃなく、将来の子供が与えてくれてる2人の時間をしっかりちゃんと楽しもうってすることだと思う。
子供は、血が繋がってるし、何があっても守るし、可愛くて命よりも大事なのは当然。
でも夫婦って、血の繋がりはない他人同士。
だからこそ、夫婦の絆を深めることって本当に大事だと思うし、その時間があることは幸せなことだなって思うからそれを伝えた。

また、noteに書いてるようなことは、一切周りには見せておらず、周りからは幸せ家族としか見えていない
その友人にも、見せたことはなかった。
でも、問題は違えど、誰しも人には見せない問題を抱えてるし、彼女自身を心から愛し、優しく包んでくれる夫がいるっていうことは、本当にとても幸せなことで、他人である夫との絆をそこまで構築できていることは簡単なことじゃないこと、むしろ私は子供はいても、そこが欠けてて苦しんでいることを知ったら、少しは彼女自身が今持っている自分自身の幸せにも目を向けられるじゃないかなと思い、次回会った時に話をするねと伝えた。
彼女は少し気が楽になったらしい。

誰しも何かしらの問題を抱えて悩みながら生きている。ただ、どうしても「何で自分ばかり」とか「あの人は羨ましい」とか、人の幸せな部分しか見ずに、自分の不幸しか見ずに、自分の幸せに気づけなくなることがある。

私たち夫婦は、愛する息子には恵まれた。でも、2人きりで絆を深める時間が短かったから、ベビーシッターしかり、これから色々工夫しながらその時間を作っていこう。


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