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2022年京都遠征 後編(修学院離宮〜洛北ご朱印巡り)

横浜F・マリノスの京都アウェイゲームあわせの京都旅行二日目は、修学院離宮観光から。
一日目はこちら

修学院離宮

時間前に到着し、門前でのんびり待つ。完全入れ替え制で人が混じらないように時間にならないと入れてくれないシステムの模様。我々は初回9時の回でしたが同じ扱いでした。でもトイレ貸してとかは入れてくれる程度には柔軟です。
修学院離宮は行ったことがないからという理由で行き先に選定したのですが、係員の方の「これからアップダウンありの3kmを80分で歩きます」の説明に慄く。(前日も歩きすぎて結構疲れてたんです。)

小さい秋も発見

離宮だけあって、小規模な別荘的な建物と庭が綺麗でした。

花菱

私が気に入ったのは離宮と棚田という組み合わせ。棚田は昔は民間の土地だったそうですが、景観を維持するために買い取り、耕作をお願いしているそうです。この広さにこの景観は税金じゃないと維持できないよねとしみじみ。主に英国ではナショナルトラストなどの方法もあるようですが、こういう税金の使い方はアリだと思う人です。

奥に見えるのが大刈込み
石垣を覆い隠すために常緑樹を植えているそうです
日本の農村(今はこんな棚田は残ってないけど)を眺めて楽しむ偉い人になった気分になれる
水田だけでなく畑も
本当に綺麗にされています
奥に見える壁の向こうは林丘寺(非公開)
素晴らしい飾り棚

ここのハイライトは上離宮の浴龍池かな。

右側が鳳輦、左側は東屋風で腰掛けがある橋
東屋付きの橋で平安神宮御苑を思い出しました
千歳橋と呼ばれているそうです
白砂利が敷かれた土橋
西浜

3kmのお散歩でしたが、説明という名の休憩を入れながらゆったり回ってくれるし、写真撮りながらキャッキャしてたので問題なし。ただ、日が出ると日陰が少ないので帽子、日傘を持って行った方が良さそうです。
出発地点の休憩所に無料ロッカーもあり、身軽に参加できたのも○です。
次は秋に行きたいけど競争率高そうだな。(今年の11月事前予約はすでに一杯です。来年以降計画した上でかな)

京都洛北・森と水の会 ご朱印巡り

以前、五月の季節に妙満寺にお伺いした際にいただいた京都洛北・森と水の会 ご朱印巡りの台紙。

洛北はなかなか巡るのが難しいので、修学院離宮まで来たついでに何件が巡ってみることにしました。大原方面を回ると結構埋まるんだけど、この日は午前中修学院離宮で時間を使ってしまったので大原は次の機会に。

圓光寺

修学院離宮から少し南に下ったあたりにある禅寺。
石庭は少々前衛的でしょうか、龍をモチーフにしたもののようで奔龍庭というお生でした。周りにはしだれ桜も多くあったので春も来てみたい。

龍に見えますね♪

本堂前の青紅葉のお庭も素敵です。人も少なかったのでお座敷でのんびり休憩させていただきました。

こちらの襖絵「四季草花図」。琳派再環として琳派を現代に取り入れた図だそうです。新しいものに挑戦していく姿勢が良いなと思いました。

詩仙堂

さて、圓光寺から歩いてすぐのはずの詩仙堂さんへ。ところがGoogle Mapの指示どおり歩いて行ったら民家に行き当たり、途方に暮れてしまいました。お家の方がちょうど外出するところで、一つ前の道を曲がるのよと教えてくださり助かりました。よくよく見たら交差点に標識が出ていました。機械に頼りすぎないの大事ですね。

入り口から趣がある
アプローチ

こちらもお座敷から見るお庭が素敵なところですが、お庭からお座敷を見るのが素晴らしかったです。

詩仙の皆さんに見守られながらお庭を堪能できました。お庭へはサンダルを貸してくださるのでお散歩も出来るのですが、カメラ持ったままは厳しそうだったのであたりを一巡りして終了。

金福寺

金福寺さんは詩仙堂さんから更に徒歩5分程度。住宅街の中なので、本当に道があっているのか不安でしたがなんとか到着(途中の道に標識はちゃんと出ています)。

鎌倉の小さなお寺を思い出しました

与謝野蕪村も眠る俳諧の聖地だそうです。芭蕉庵が高台にあり、そこから見る本堂が良い眺めでした。天気の良い日なら京都市外も一望できそうです。

芭蕉庵から下るあたりから
本堂前の桔梗も綺麗でした

ゆったりとした空気が流れる金福寺さんでした。

銀閣寺

この日は帰宅日だったため洛北ご朱印巡りは次回の楽しみとして、京都駅に近づくべく東山へ。先日金閣寺に行ったので今回は銀閣寺へ行ってみました。

銀閣寺全景

銀閣寺は山の上から眺められるコースがあるんですね。今まで気づいていなかったかも。石庭とのバランスも見られるし、良い場所だなと思いました。

永観堂

そして銀閣寺ご近所の永観堂さんへ。ちょっと歩き疲れてきていて休憩したかったというのもあり。ここ、紅葉の季節以外は人が少なくて広い庭や本堂でゆっくり出来るんですよね。

紅葉の季節はこのあたりを人が埋め尽くす行列になります
臥龍廊
観音堂は色彩も復元済み

誰もいない観音堂で見返り阿弥陀様と対話しながら、ゆっくりさせてもらいました。
この日は本堂で法要があり、鐘のなる中で導師の方が行列で移動されるなど、仏教寺院としての姿も見せていただきました。

まだまだ青葉が主ですが、少し色づく庭も堪能しました。人が少ない時期だと池の中に浮かぶ島にある弁天堂前まで行けるんですね。知りませんでした。

この橋から見る紅葉が素晴らしいのですが、その季節は激混みなんですよね
一度は池に落ちるかと思ったほどでした
弁天堂

三十三間堂

正直、もう坂道を登る脚が残っていなかったので、清水寺さんに行こうとしていたのはパス。天気が良かったから綺麗だったでしょうが、また今度。
平地にあるところでのんびりしたいなと三十三間堂さんへ。

風の涼を探すという特集をやっていて、風鈴の音と風車が涼しげでした。
実際はとても暑かったですが、日差しを避けて音を聞くと涼しく感じるのは不思議ですね。

https://souda-kyoto.jp/other/ryosagashi/#

風車&奥に風鈴

三十三間堂さんは定番の観光地ですが、それだけのことはありますね。千体の仏像やご本尊、二十八部衆などどの仏像を見ても「見たことがある」ものばかり。さすがだなと思いました。
ちょうど翌週から京都市京セラ美術館でアンディウォーホルの展覧会があり、彼が書いた千手観音像のラフスケッチも飾られておりました。彼の絵のイメージと仏像は結びつきませんでしたが、見ると温かい目線を感じる絵でした。
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20220917-20230212

ここで時間切れ。京都駅に戻って遠征終了。
詰め込み過ぎた観光でしたが楽しかったです。来年は土日に京都アウェイゲームが開催されますように!

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