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高齢の両親へのおかずづくり 9月14日(火) キャベツのミルク煮(鶏肉)

鶏むね肉、玉ねぎ、じゃがいも、人参、キャベツ

じゃがいもと人参はレンチンし、鶏むね肉は先に炒めておき、肉汁とバターで玉ねぎをゆっくり炒めてから、小麦粉をからめ、豆乳を入れてミルク煮のベースを作り、鶏むね肉とじゃがいもと人参を加えて少し煮てから、キャベツを入れてザクザクっと混ぜてます。コンソメと、塩コショウで味付け

今日のお肉のローテーションは鶏肉の日。2つとも似たような料理になってしまった。こちらは、ミルク煮で、キャベツをさっぱりと食べられるようにしたつもり。でも、完成版は似た感じ。

具材の薬膳的な効能はこんな感じです。

キャベツ(巻心菜と書くんですね。)の五味五性は、甘味/平性で、帰経は、胃、腎です。効能は、脾・胃の気を補益するとのことです。顔色が萎黄、息切れ・めまい・食欲不振・無力感・疲れ・膨満感・むくみ・皮下出血・不正出血・下痢・脱肛・子宮下垂などに良いそうです。

鶏肉の五味五性は、甘味/温で、帰経が脾、胃であす。効能は、補気、温中、益精、填髄とのことです。総じて、鶏肉は、肉質が柔らかく、消化吸収がよいので、胃腸に負担をかけず胃にやさしいです。お腹を温めて気を補うので、体力を回復すると言われています。食欲がない時や慢性的な下痢の改善に役立ちます。
「補精填髄」とは、「精」を補い、「髄」の生成を促進させる働きがあり、「精」は「髄」を作り出し、「髄」は「骨」を養うといわれています。から、「精」「髄」を補う鶏肉には、血を増やし、免疫力UPの効能も期待できます。

玉ねぎの五味/五性は、甘味・辛味/温なので、滋養強壮に加えた発散作用で気血の流れを良くし、帰経が、肺、胃であることを踏まえ、胃に優しく、胃を整えつつ、血の流れも良くします。肉のパワーを、野菜で穏やかに整え、体に優しくしてくれそうです。

じゃがいもの五味/五性は、甘味、平性で、帰経は、胃、大腸です。気の虚弱を補益する。臓腑の働きを補強する。息切れ・疲れ・勝手に汗が出る・めまい、動くと症状が悪化するとか、舌の色が淡くて苔が白い・脈が弱いなどに弱っている脾の働きを正常にする。脾気虚の疲れ・めまい・食欲不振・おなかの張り・むくみ・下痢などによいそうです。難しいことばかりです。消化器の虚弱、胃腸自律神経失調症の悪心、嘔吐、潰瘍、便秘によい。

人参の五味五性は、甘味/平で、帰経は、肺、脾、肝です。効能は、胃腸をすこやかにし、食欲不振、下痢、便秘などに有効なほか、目の乾きやかすみ、視力低下など、目のトラブル改善に良いそうです。消食というのは、消化不良や食物が停滞している症状〈食積)を改善する方法。食欲不振、げっぷ、口臭、胃の不快感などの症状に用いることができます。


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