2、200ブランド2万点という衝撃的な品揃え
大手メーカーにて現役でマーケティングの担当をしています@LLLSapporo(Twitter) です。
営業経験もあることから、より「現場の肌感のわかるマーケッター」として日々取り組んでいます!
今日は下記4つのテーマのうち
1、化粧品小売りにおけるチャネルについて
2、200ブランド2万点という衝撃的な品揃え
3、化粧品メーカーの圧倒的王者、資生堂の群を抜くマーケティング戦略
4、外資メーカー、ランコムの気合い
2、200ブランド2万点という衝撃的な品揃え
について書いていきます!
前回の記事でも書いた通り、化粧品ブランドはお客様の手に届くまでのプロセスをとても大事にしています。
具体的には、
1.百貨店
2.化粧品専門店
3.ドラッグストア
4.GMS
5.EC
6.ブランド直営店
と、大きく分けて6つの道をたどります。
加えて、上記に
1、カウンセリングが入るのか(美容部員など)
2、セルフ販売なのか(棚においてあるだけ)
の2つの軸が掛け合わさり、ブランドを作っていきます。
さて、本題の@cosmeTOKYOが凄いのは、
このブランドの掛け算を崩したことです。
通常百貨店や、本来ブランド直営店でしか取り扱いのないブランドを取り入れました。具体的には、オルビスです。
POLAを親会社とするオルビスですが、POLAの伝統上、専門店チャネルには一切手を出さず、百貨店・直営店の2チャネルで展開をしてきました。
そこに、EC専用のオルビスが設立し、オルビスショップというリアル店舗が設立。必ずブランド直営店という形態をとっていました。
なぜ、上記のようなこだわりが有る中で@cosmeTOKYOに導入をしたのでしょうか?
1. @コスメの営業力
2.出生の共感
3.オルビスの取りたい顧客層=@コスメの集客層
恐らく上記3つがキーワードです。
【@コスメの営業力】
1999年に現社長あアクセンチュアを退社後設立。化粧品業界では唯一と言っていい東証一部上場のベンチャー企業。
...化粧品業界って、体質が古いからベンチャー企業って少ないんですよね。だから、業界を変えてやる!!っていう強い意志がPOLA側に響いたのかなと。どちらかと言うと、資生堂コーセーカネボウはセットで、POLAは異質っ(良い意味で)て感じなので。
【出生の共感】
@コスメもオルビスも誕生はネットです。
今でこそ当たり前のようにD2Cの化粧品はありますが、当時は珍しいものでした。そこで2社の生い立ちが似ているのかな...と感じます。
【オルビスの取りたい顧客=@の集客層】
最近オルビスユー をリリースしてからは、10代後半〜30代の
肌にはフリーなもの(アルコールやパラベンフリー)を使いたい層にアプローチがしたいのだと思います。そこで、原宿という立地で集客量も担保されている店舗だからこそ導入を決意したのだと感じます。
ブランド側の意思と、@コスメ側流通の意思、このせめぎ合いが非常に興味深いですね...
最後まで読んで頂きありがとうございます!
次回は、
3、化粧品メーカーの圧倒的王者、資生堂の群を抜くマーケティング戦略
について書きますね!
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