ダイエットは月曜断食で　第66回　目標体重はゴールじゃない

ダイエットは生活習慣のこと。痩せるという意味じゃない。

この連載で何度も言って、聞き飽きられてるのは承知の上で。今日も言います。何度でも。

ダイエットは一生続けられる健康的な生活習慣を身につけること。その結果、痩せたりするのです。

ダイエットを始めようと思ったきっかけってあると思います。

おそらくそれは人それぞれです。

健康診断で医師から指導されて始めた方も、ここがもっとこうなったら良いのにな。という軽やかな希望を胸に始めた方も。

さて、ここで質問です。

あなたのダイエットのゴールは何ですか？

もし。ここでゴールの姿が数値の場合は少し注意をしてください。

体重が体脂肪率が、またはBMIがこれくらい。

スリムになって、Sサイズの服を着る。

などですね。

数値は確かに見えやすいし、目標にしやすいです。でもね。数値を目標にするなんて、外資系金融の営業マンだけで充分です。

その数字の先に何があるのか。その数字が象徴するものは何か。

少し立ち止まって、よく考えてみてください。なぜなら一番大切なことだから。

ダイエット後のあなたは、ダイエット前と違うはず。それは数字だけですか？

サイズダウンをして、ステキな洋服を着たい。その服を着て歩きたい。

そうしたら、明るくてポジティブで楽しい気持ちになるかもしれない。今よりさらにモテちゃうかもしれない。

体重と体脂肪率を落としたら、何が待っているでしょう。健康診断で再検査の無い、軽い健康な身体で過ごす生活。体調が良くて、憂鬱もなくて。穏やかな気持ちで一日中いられる。

あなたのゴールは、数字で止まっているはずはありません。

「いやいや、数字が大事なの！」

という方もいらっしゃるかもしれません。

でもね。理想体重とか美容体重とか、それは数字というわかりやすい道具を使った目安でしかないのです。

例えば。

受験生にとって、偏差値というのは気になるものです。できるだけ偏差値を上げるために目標の偏差値を決め、受験勉強に励み、模試を受けます。

でも、目標の偏差値を達成する事がゴール…では無いですよね。

当然ですが、ゴールは志望校に合格すること。さらに言えば、合格して入学し、そこで学生生活を送ることです。

偏差値が目標に達しても志望校に受からない場合だって普通にあります。

突き詰めれば、偏差値が足りなくても合格すれば良いわけです。

偏差値の数字に意味はあります。でも価値があるわけではない。本当の価値は志望校に合格する事。さらには入学すること。

中には合格より偏差値の方が大切な人も居るかもしれませんが…それはかなりのレアケースだと思いませんか？

数字はわかりやすい道具です。体重も体脂肪率も。

だけど、それは真の目的のための道具です。

偏差値が道具であるのと同じく、体重や数字はあなたが健康で幸せになるための道具でしかないのです。

もっと素敵で、ポジティブで、健康的な生活を、人生を、めいっぱい楽しむライフスタイル。

ライフスタイルの理想は人それぞれですが、それは目標体重の数字を達成すれば叶うものではありません。

最初の質問をもう一度。

あなたのダイエットのゴールは何ですか？

今日のポイント

真実のゴールを見失わない

それでは、また明日をお楽しみに。