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キャリアコンサルティングを行うために必要な技能

BLJ-hiro

1.基本的な技能

(1)カウンセリング技能

(2)グループアプローチの技能

(3)キャリアシートの作成・指導及び活用の技能

(4)相談過程全体の進行を管理する技能

2.相談過程において必要な技能

(1)相談場面の設定

 ①物理的環境の整備

 ②心理的な親和関係(ラポール)の形成

 ③キャリア形成及びキャリアコンサルティングに係る理解

 ④相談の目標・範囲等の明確化

(2)自己理解の支援

 ①職業興味や価値観等の明確化、キャリアシート等を活用した職業経験の棚卸し、職業能力の確認、個人を取り巻く環境分析等により、相談者自身が自己理解を深めることを支援する

 ②アセスメントスキル:面接、観察、職業適性検査を含む心理検査等のアセスメントの種類、目的、特徴、主な対象、実施方法、評価方法の理解に基づき、その結果の解釈を適正に行うと共に、心理検査の限界も含めて理解するよう支援する

(3)仕事理解の支援

 ①キャリア形成における「仕事」は、職業だけでなくボランティア活動等の職業以外の活動を含むものであることの十分な理解に基づき、相談者が仕事理解を深めるための支援をする

 ②インターネット上の情報媒体も含め、職業や労働市場に関する情報の収集、検索、活用方法等について相談者に対して助言すること

 ③職務分析、職務・業務のフローや関係性、業務改善の手法、職務再設計、企業方針や戦略から求められる仕事上の期待や要請、責任についての理解に基づき、相談者が自身の現在及び近い将来の職務や役割の理解を深めるために支援する

(4)自己啓発の支援

 ①インターンシップ、職場見学、トライアル雇用等により、職業を体験してみることの意義や目的について、相談者自らが理解できるように支援し、その実行について助言すること

 ②啓発的経験を、自分自身の働く意味・意義の理解や職業選択の材料にすることができるように助言すること

(5)意思決定の支援

 ①キャリア・プランの作成支援

 ②具体的な目標設定の支援

 ③能力開発に関する支援

(6)方策の実行

 ①相談者に対する動機づけ

 ②方策実行のマネジメント

(7)新たな仕事への適応の支援

◆方策の実行後におけるフォローアップも、成長を支援するために重要であることを理解し、状況に応じた適切なフォローアップを行う

(8)相談過程の総括

 ①適正な時期における相談の終了

 ②相談過程の評価

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