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新社会人だった私の自覚のない躁鬱と強迫性障害

こんにちは、双極性障害のセラピスト、みほです。
最近、双極性障害の発信をする中で、新たな人生の目標を見つけて、動き始めました。

そうしたら、大きな変化があり、幸せなことに、適度に慌ただしい毎日を過ごしています。

そんなこんなで、間が開きましたが、今日は、過去に遡って私の症状について書いてみました。


上京してからの客室乗務員としての暮らし

私は、航空会社への就職を機に、20歳にして初めて、田舎から東京に出て来ました。
今思えば、東京で暮らすようになって毎日が一生懸命だったあの頃、私は強迫性障害を発症していたようなのです。

そして、既にいろんな場面に、双極症の特長が沢山出ていたし、少ないですがADHDの症状も出ていたなぁと思います。 

その頃の私は、仕事の時には、張り切ってイキイキと動く事が出来るのですが、休日になると、電池が切れたようにベッドから動けず、ずっと眠るか、部屋の中に引きこもる生活でした。
同期からの誘いで出掛けたり、飲みに行ったりはしていましたが、その時はハイテンションでも、帰宅するとぐったりして翌日は起き上がれないという生活でした。

このような生活パターンは、就職したばかりであったり、仕事の疲れから、誰もが陥りやすいとは思います。

でも、私の場合は今思えば、それらは、双極性障害とADHDの典型的なパターンでした。

過集中と虚脱です。

23年前なんて、
そんなワードさえ一般的ではない頃です。
自分を攻めるばかりで、
病気だなんて思っていませんでした。

新社会人と人事担当の方への想い

新入社員や転属の後って、新しい社会に出たばかりで、ワクワクと共に、周囲に認められたいという思いでシャカリキになる事って、あると思うんです。

だけど、どこまで自分を追い込めば良いのか。
初めて社会に出たからこそ、わからない。

だからこそ、心理面での社員教育がもっと一般化されるといいなと、思います。
仕事に向き合うマインド、とは、また別の、自分のためのもの。

それぞれの雇用先で、働く上で社員に求めるものは何か、大切にして欲しいものは何かを、明確にしたうえでの、働く人が自分のメンタルを守る心理教育。

例えば、仕事や社会生活に対して、自分がどういうスタンスで居たいのかを、ちゃんと自分で洗い出してもらうとか。
例えば、社会に出て、過度なストレスに晒されるタイミングで出やすい、パニック障害や強迫性障害など、精神疾患についての知識を付与するとか。

そう言った心理面での社員教育というものが、もっと必要ではないのかと、私は思っています。

社会人としての責任を背負って、自分なりに一生懸命取り組んで、時には自分を追い込むことは必要です。 
本当に必要な事には心血を注いで取り組む事もあっていい。
全ての過程は自己成長の糧となるからです。
ひいては、それが雇用先の人財となる。

しかし、自己成長の他にも、それについて、"何のために、いつまで" 自分を追い込むのかを、なるべく明確にしておくことは大切ですね。

心を壊してから駆け込む場所も必要ですが、自分を守る心構えを事前に伝える職場での教育こそ、優先されるべき事ではないかと、考えてしまいます。


私の強迫性障害について

当時の私は、客室乗務員という仕事と、都会の暮らしに慣れる為、また、周りにたくさん居る洗練された先輩や同期のように、素敵な女性になりたい思いで頑張っていました。
暗中模索というか、成りたい自分の理想など固まっていなかったのに、必死にもがいていたように思います。

当時の私の生きづらさの1つの例ですが、
例えば『見た目』について。

出かける時は、何を着ても決まらない感じがして極度のストレスを感じる日々でした。

おしゃれをする事が好きなのに、何を着ても、私は顔もスタイルも悪く、どれも自分に似合わない気がして、イライラして支度が終わらず、いつもバタバタしてしまい、慌ただしく家を出ていました。

時間に余裕がなくなる事で、待たせる相手にも申し訳なく、タイムマネジメントを出来ない自分を責めてしまいます。

また、そうやって家を出た後も、自分の着ているものがおかしいと感じて、恥ずかしさのあまり、服や小物を買い替える事ばかりでした。
外出した後に、全身殆どを総とっかえ購入という場合も多々ありました。

実はこれは、強迫性障害の"ボディチェッキング"という症状であったことが、最近わかりました。
生活を狂わせるほどの症状。

そんな暮らしは、あらゆる意味で、安定とはほど遠く、私は常に、理由のわからない苦しみと生きづらさを抱えていました。

20代〜30代は、ずっとこの症状を抱えてきました。
40代に入って、ようやく、克服出来てきました。
その理由は、また別の機会に書かせてください。

インスタグラムでの発信

2021年11月から、インスタグラムのライブで、双極性障害についての配信をはじめました。

『ここから始まる私の配信については、すべて、
"私のケース"としてお聴きいただければと思います。』

そういう前提です。

お一人お一人、症状や状況は異なりますが、私の経験の中に、もしかしたら1つでも、苦しんでいる方のお役に立てる情報があるかもしれない、そして、同じような誰かと繋がる事で、私自身も、励まされるのではないかと思い、勇気は要りましたが、配信する事にしました。

顔も名前も出しています。
私がどこの誰かということも、わかります。

ありがたいことに、徐々に、双極性障害の方や、関連の精神疾患の方、その周りの方々と繋がる事が出来ました。
また、精神疾患とは無縁の方、無縁だと思っている方に向けても、認知を広めるという意識でやってきました。
その方々に知ってもらうことこそ、多様性の理解や、ダイバーシティの構築には欠かせないからです。

沢山のライブ配信をしてきましたが、以下に紹介するのは、第一回目の配信です。

#1 双極性障害と単極性鬱の違いについて 

インスタグラム ライブ
11月17日(水) 日本時間11am配信済み
▶️アーカイブ視聴可(16分)
@m.n_honesty

カバー写真を被せなかったので、私の気の抜けた顔がそのまま表紙になっていて、ちょっと恥ずかしいのですが 笑

双極症メインのライブは、いま、#39まで、アーカイブで載せています。
その他にも2つチャンネル(シリーズ)を作って、展開しています。

中には不適切な表現もあるかとは思いますが、温かく見守っていただければと思います。

ぜひ、note & インスタグラム 双方にて、応援していただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

みほより

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