TFTのすゝめ

初めての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
僧と申します。
この記事は、慶應理工アドベントカレンダー2021の8日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/6279

主催者のyapatta君に「本当になんでもいいのか?」と聞いたら「なんでもいいよ!」と言われたので、今回はTFTというゲームの布教をしたいと思います。また最初に書いておくと、本記事の内容はhttps://www.tftguide.gg/guides/advanced-wiki/gizmos/newplayer/
を参考にした内容(パクリ)となっています。著者には直接了解をとっています。

以下目次です

  • TFTとは何か?

  • どのような人にオススメか?

  • TFTの基礎

  • TFTの上達方法

  • 結び

TFTとは何か?

Team Fight Tactics(略称:TFT)は、Riot Games社が開発したオートバトラーゲームです。オートバトラーとはその名の通り、あなたの手持ちのユニットと敵のユニット間での戦闘が自動で行われることを示していて、この特徴により戦略性と娯楽性を同時に兼ね備えたゲームジャンルとなっています。同ジャンルにはDota Auto Chessというタイトルもあり、チェスや将棋をイメージしていただくとわかりやすい部分もあるかと思います。

どのような人にオススメか?

全人類!と言いたいところなんですが…
他のジャンルのゲーム(FPS,格ゲー,音ゲーetc)に比べると、高いハンドスキル(手を的確に速く動かすスキル)が求められるわけではないため、そういう意味でコアゲーマー向きではないかも知れません。どちらかというとソシャゲのガチャが好きな方、卍ぼくがつくったさいきょうのぱーてぃー卍でゲームに勝ってみたい方、戦略で相手を出し抜きたい方にオススメです。

TFTの基礎

ゲームのシステムは回数こなして覚えるのが好きという方はこの章を飛ばしてもらって大丈夫です。
TFTにおいては8人のプレイヤーが擬似的にランダムな順番で対戦し、1人のプレイヤーが生き残った時点で勝利となります。
UIがとんでもなくわかりづらくて新規参入の障壁になっていると思うので、一つずつ説明していきたいと思います。今回はPC版のゲーム画面、ボード、ベンチをそれぞれ図1~3に示しています。

図1:TFTのゲーム内画面(最新の物ではない)
図2:自分のボード
図3:自分のベンチ

各プレイヤーには上の図2,3のように4×7の六角形のボードと、9個空きのあるベンチが与えられます。戦闘開始時にボードに載っているユニットのみが戦闘に参加し、基本的にベンチのユニットは参加することはありません。
「じゃあボードにたくさん置けばいいじゃんw」という訳ではなく、ボードに何体ユニットを配置できるかはあなたのプレイヤーレベルによって決まります。例えば図1においてはプレイヤーのレベルが8なので8体分のユニットを配置できます。(1マスに1体)
ベンチにいるユニットは戦わないならベンチ要らないのでは?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、後に説明するユニットの仕様上必要です。(むしろベンチが足りなくなることも多いです)
ショップとお金とレベル,チャンピオン,シナジー,アイテム,プレイヤーHP
ショップとお金とレベル

ショップは図1におけるこの部分です。

図4:ショップ

ショップには1度に5体のチャンピオンが並んでおり、(図4ではIrelia,Master Yi, Poppy, Twisted Fate, Wukongの5体)お金を使って買うことができます。
例えば図4においてプレイヤーは14円持っているためショップにいる全部のチャンピオンを買うことができます。各チャンピオンのコストはそれぞれの右下に書いてあります。(Ireliaは4,Master Yiは3…)
またショップではチャンピオンを買う以外にもお金を使うことができます。例えば図4のRefreshでは2円を消費して現在のショップを新しいラインナップに置き換えることができ、Buy XPでは4円を消費して経験値を4購入することができます。
経験値は各ラウンド開始時に自動で2手に入りますが、先ほど説明したユニットのおける数の仕様及び、プレイヤーレベルに応じてショップに並ぶチャンピオンのレア度が上がる仕様上、ラウンドが進んでいく中で購入する必要があります。
お金の手に入れ方は5種類あります。
1つ目は利子です。お金が10円貯まると利子が発生します。この利子は最大5まで(50円分の利子)発生し、その利子は次のラウンドに手持ちのお金に追加されます。図4で言うと1円の利子が次のラウンドの手持ちのお金に追加されます。
2つ目は勝利点です。そのラウンドに勝つと1円もらえます。
3つ目は売却です。ユニットを売ることで、そのユニットの売却コスト分のお金が手に入ります。
4つ目はオーブです。特定のラウンドではオーブが手に入ることがあり、そこからお金が出ることがあります。
5つ目は連勝連敗ボーナスです。何ラウンドか連勝したり連敗したりするとそれに応じてお金がもらえます。最初の方は連勝連敗のどちらかをキープするの難しいな…となると思いますが、徐々にできるようになる物なので気にしなくて良いです。
チャンピオン
チャンピオンとはボードやベンチ、ショップにあるユニットのことです。
それぞれのチャンピオンにはステータス、スキル、特性、売却コストがあり、これはボードもしくはベンチにいるチャンピオンを右クリックすることで図5のように確認できます。

図5:チャンピオンを右クリックした時に見ることができるステータス

ステータスには全部で10種類あります。図5の右側の8個、Garenの文字の下にある2個がステータスです。ここではこのGarenのHPが650,マナが80中40,攻撃力が60,魔法力が100%,物理防御力が40,魔法防御力が40,攻撃速度が0.55,射程が1,クリティカル率が30%,クリティカルダメージが130%というのがわかります。ユニットは射程に応じて通常攻撃を行い、攻撃するor攻撃されるとマナが貯まりスキルを発動します。図5で言うと40/80が80/80になった時にスキルが発動します。
スキルの詳細は図5で言うと左下のアイコンをクリックすることで見ることができます。
特性は図5で言うとAcademy,Protectorで、各チャンピオンはそれぞれ2~3種類の特性を持っています。特性についてはシナジーの部分で補足説明をします。
ここまででゲロ吐きたくなった人も思うんですけど、これでシステムの説明半分手前です…(公式のチュートリアルを充実させろ)
ユニットには星というシステムが存在し、星が高いとそのぶん強くなります。チャンピオンを1体ショップから購入した時点ではユニットの星は1です。同じチャンピオンを3体買うと合体して星が2のユニットになります。星が2のユニットを3体集めると(同じチャンピオンを9体買うと)星が3のユニットになります。ベンチに同じユニットを抱えておくことで、星2,星3のユニットを作ることができればボードは強くなります。
シナジー
シナジーとはボードにおいて発動する特性ボーナスです。図1からシナジー部分を抜粋した物が以下の図6です。

図6:シナジー

図6においてはProtector4Sniper2Celestial4DarkStar3というシナジーが発動しています。シナジーには発動要件とそれを満たしているボード上のユニットの数が書かれています。図6においてMysticがなぜ発動していないかというと、Mysticのユニットが1種類しかボードにいないのに対し、発動要件が2種類だからです。
シナジーは基本的に数が大きいほど強力で、図6で言うとcelestial4よりcelestial6の方が強力です。ただ、むやみやたらと同特性のユニットの数を増やして強力なシナジーを出せば勝てると言う物でもないのがこのゲームの戦略性の所以となっています。
シナジーの効果はマウスカーソルをその部分に合わせるだけで読むことができます。
アイテム
アイテムは、ボードの左下やユニットの上に表示されるアイコンです。アイテムには、「部品アイテム」と「完成品」の2種類があります。部品アイテムは、ステータスをアップさせる効果があります。完成アイテムは、部品アイテムを2つ組み合わせて作るもので、ステータス以外に追加効果があります。部品アイテムを右クリックすると、その部品を使って作れる完成品がすべて表示されます。アイテムは、ボード上のユニットに置かれていないと効果を発揮しません。(合計3個まで付けられる)
アイテムはPVEラウンドか、カルーセルで手に入れられます。
プレイヤーHP
全員100でスタートして、ラウンドに負けるたびHPが減ります。HPはステージと相手のボードに残ったユニット数に応じて減り方が変わるので、後半のステージでは一撃で相手に殺されることも往々にしてあります。

以上がTFTの基礎になります。さて次の章では上達方法を軽く説明します。

TFTの上達方法

ここではアンランクからシルバーになるまで(もしくはランク戦に潜る前)にやりたいことを書いておきます。ここで注意してほしいのは「なるまでにやりたいこと」であって、なるためのことではないということです。(長い目で見た時の上達と目先の勝ちが結びつかないことってありがちですよね…)
またシルバー以降は良いガイドが既に存在するため今回は割愛します。https://note.com/orgap/n/nf251204cd852
このorgapさんの記事は最新のものでは無い(ユニットが最新のバージョンではない)ものの、考え方はほぼそのままでランクをあげられると思います。
ではシルバーになるまでに行っておきたいことを箇条書きにしていきます。
優先度はその1が一番高くて6が一番低いという順番です。
その1
ユニットを学ぶ。見たことないユニットがあれば買って使ってみましょう。スキルの説明を読む機会にも繋げられると更に良いです。
その2
ユニットの星をあげましょう。ユニットは星が上がるほど強いです。チャンピオンのコストに応じてショップに並ぶ確率が違うため、どのくらいrefresh(reroll)すれば星2になるのかという感覚をつかみましょう。
その3
色んな種類のアイテムを作り、組み合わせて試してみましょう。アイテムの効果を覚えることにもつながりますし、お気に入りの組み合わせが見つかればそれに合うユニットを考えられるとなお良いです。
その4
出来るだけ多くのシナジーを出すことを心掛けて見ましょう。このゲームでは出せるユニット数が限られています。その中でたくさんシナジーを出して試しているうちに、強い組み合わせに気が付けるかもしれません。初心者が気が付く組み合わせは車輪の再発明の可能性が高いですが、気が付く経験自体が大事です。
その5
ラウンド中(戦闘中)に何が起きているかを観察しましょう。もしかしたらあなたが信用しているユニットは何もしていないかもしれません。ボード上の配置を最適化するためにも観察は必須となっています。
その6
節約の概念に触れましょう。このゲームをやってると、「お金を使ったのに損した気分だな」「完成品アイテムを作ったのに強くないな」と感じることが多くあると思います。何回かそれを経験したら、今度はそうならないように先読みしてお金や部品アイテムの無駄遣いをやめてみましょう。節約したお金や部品アイテムをどこかで使うことで自分の強い時間帯(何ラウンドか)を作ることが出来るようになるのが目標です。

結び

いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくださった方(いるのか…?)のためにTFTを始める際のお役立ちURLと、日本鯖1位のありがたい名言を置いておきます。
その1
https://www.metatft.com/comps
構成の統計を見るのに使います。
その2
https://lolchess.gg/leaderboards
プレイヤーの戦績を確認できます。
その3
https://tactics.tools/
戦績以外にも自分のプレイを分析してくれます。

名言
構成の理解より駒の理解、メタの理解より卓の理解、ゲームの理解より己の理解

質問ご指摘等お待ちしております。
注:「生活が壊れた」などの苦情は受け付けておりません。ご了承ください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?