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深センのラブドールサービス提供店が閉鎖された。中国で巻き起こるラブドール論争

今回は深センのラブドールサービス提供ショップが閉鎖された件について。ちょっとマニア向けなニュースで興味ない方もいらっしゃるかもしれませんが、画がインパクト強めのものだったのと、社会問題にも発展しそうなので紹介しちゃいます。

つい先日のWeiboへの投稿。閉鎖の時系列と簡単な内容が書かれています↓

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(そろそろWeiboのURLが埋め込めるように対応していただきたいですnoteさん)

ラブドールって一体?というみなさんは、ググってご解決いただくか、だいぶ前に書いたぼくのnoteを御覧ください。

このラブドールサービス提供ショップがあったのは深圳のFoxconn工場エリアで、ここには約12万人の独身男性(男女比は約5:1)が暮らしているそうです。 旧店舗はFoxconn工場の付近に、新店舗はインターネット工場の周辺にあり、料金は1時間188元で、単身者(ほぼ男性)のニーズに応えていました。

それが公安により突然閉鎖させられ、記者が警察に取材しても理由はあやふやにしか回答がなかったと報道されています。この分野は中国ではグレーゾーンとされていて、プライバシーや安全性、個人の衛生面などの危険性を危惧する声もあります。

中国のSNSなどを調べてみると、実は同様のサービスを提供しているお店はけっこうあるようです。実際に体験した内容をアップしていたものを見つけたのですが、生々しいので最後に紹介(有料にしてますので知りたい人はご理解の上御覧ください)。

この件に関して中国ネット民もたくさんの議論を展開しました。

賛成の声

・合理的な方法で年頃の青年男性に性欲を解消させることは社会的な安全に有効
・ああいう工場は基本的共同生活の寮。マイドールは無理だからこういうところにいきたくなりますね
・ここ数年売春への取り締まりが相当厳しいからこういう場所はありがたいかも

反対の声

・ドールやロボット彼女は女性を物化する行為なので禁止すべきだ
・共同生活でマイドールが無理だとしても使い捨てのオナホールも高くないでしょう。いくらシェア時代と言ってもドールはちょっと...
・違法であるかどうかの判断は低レベルすぎる。道徳の面ではよくないと思います。法はあくまで最低の道徳の基準だから違法じゃなければやっていいと思わないです。子供への影響も考えなければならない

中立だけど目線が面白すぎる声

・有名な法律先生の事例分析にはまさにこういう仮の事例があったことを思い出しました。大量のドールを家に置いて、お客に有料利用させる場合、「组织卖淫罪(売春組織罪)」や「聚众淫乱罪(乱交罪)」になりますか?それとも違法経営罪?と
・衛生上の問題だと、警察からではなく、市場管理部門から閉鎖されるはず。

このように、ラブドールサービス提供のお店を巡っては「禁止にすべきだ」「いや、社会にとって悪ではなく抑制すべきではない」と論争が起きています。

店主のコメントもいくつかあり印象に残ったものもありました。「このお店を始めた最初の目的は利益ではなく工場で働く兄弟の性的ニーズを解決すること。よりよい生活になれば良いと思っただけだ」とコメント。部屋には、「娃娃虽好,建议五分饱(ラブドールも良いがほどほどにね)」というスローガンが記載されていて、「人形に感情移入しないように」とも呼びかけていたそうです。

ここから先は利用体験談です。

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