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火焼雲。雲南辺境の街の徳宏料理の名店は雰囲気も料理も独特

日本が三連休とのことで僕の更新もそれに合わせました。(サボってただけ)週末のグルメコーナー、今日は僕が大好きな雲南辺境料理の名店「火焼雲」(Huǒ shāo yún)を紹介します。

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ちなみにお店の名前の火焼雲とは夕焼け雲のことです。

このお店は雲南料理というジャンルに入りますが、オーナーは雲南とミャンマーとの境「徳宏」の出身。北京でもふるさとの徳宏の味が食べたいと思い、バリバリのOL生活を辞めてレストランの経営を始めたそうです。味付けは雲南料理定番の辛さ以外に東南アジアの、しかも辺境独特の影響も感じます。

では恒例のdianping情報からみてみます。

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北京では現在2店舗展開していて、CBDにある店舗は5点満点中の4.81点で、味、環境、サービスそれぞれ4.82、4.78、4.69点となります。一人当たりの平均消費額が109元で約1600円です。

CBD店は「好世界」というショッピングモール付きのオフィスビルの中にありますが、ショッピングモールにはあまりにも人気がなくて、入ったところで「あれ?潰れてるの?」と戸惑う友達もいるほどです。でも、このモールの2階にあって唯一超行列のところはこの「火焼雲」です。

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↑上海にも2店舗展開していて、オーナーの好みでそれぞれの店舗の内装の雰囲気が異なります。これはCBD店の雰囲気です。壁全体には雲南のイメージが強いクジャクの油絵が描かれてます

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↑ただいつも行列なので、できるだけ人を多めに入れたいから席と席の間が非常に近いです

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↑これは北京のもう一つの店舗で、日本大使館のすぐ隣にある「蓝色港湾」店。雰囲気が随分違います

雰囲気は店ごとにかなり違っているし、店ごとの限定料理もあるのですが、看板メニューはどの店でも食べられるのでご安心を。

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1位は僕も大好きは「油焖鸡」です。鳥のモモ肉とジャガイモ、または好みでエノキやヘチマ、しらたきなどが銅製の火鍋に入ってきます。

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ちょっとだけ油っぽいけど、とにかくおいしいです。雲南料理は四川料理より唐辛子が効いてますので、辛さを選ぶときには要注意です。四川の店では「微辛、中辛、重辛」から選びますが、ここでは「微微辛、微辛、中辛、重辛」の4レベルに分けられてます。辛さに強い僕でもいつも微微辛にしてます。

また、同じく銅製火鍋に入ってくる他の品もかなり評判がいいです。牛肉のやつはトマトがいっぱい入ってて甘辛くておススメです。友達はウシガエルのやつを大絶賛してますが、心の準備ができてなくてまだ挑戦したことないです。

2位は揚げたてのエビフィレオで、食べると日本のマックが懐かしくなります。(なんと中国のマックにはエビフィレオがないです)

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おつまみ系の揚げ物は何種類もあって、4種類からの自由の盛り合わせが可能です。エビフィレオ以外では手羽先も一押しです。

3位は雲南料理定番の「黑三剁」です。豚肉とピーマンと雲南特産の漬物と一緒に炒めたものでご飯がすすみます。

4位はにんにくがいっぱい入ってる鶏の足の煮物でほぼ骨がないから食べやすくておいしいです。

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同じにんにくがいっぱい入ってる系が他にも牛肉、モツ、レンコン、ジャガイモなどがありますので、鶏の足に抵抗があってもぜひ他のを食べてみてください。これも4種類選ぶことが可能の盛り合わせとなっています。

5位は雲南の代表的なビーフンで、これは北京1位に選ばれるほどのおいしさです。

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6位の米酒も北京一位に選ばれてます。7位は揚げ豆腐で北京2位に選ばれてますが、個人的にはまぁまぁの感じです。8位は1位と被っちゃったから今日も11位まで見ます。

9位はにんにくいっぱい入ってる系の盛り合わせ。10位はズッキーニの炒め物で辛くもなく油っぽくもなく、口直しに最適な一品です。他にも僕が好きは青梗菜とトマトの炒め物も、口直しのおすすめです。

11位のデザートはみずようかん系のもので、辛いものや油っぽいものを食べたあとに最適です。

雲南料理は中国に来てから初めて食べたのですが、辛さと独特な味で癖になります。さらにこの徳宏料理は人生で一度は食べてみて欲しいなぁと思うほどのユニークさと美味しさです。このお店に行くためだけに北京に来た人もいるほどなので、近くに来た際はぜひ行ってみて!



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