見出し画像

中国の指名手配ハンターアプリを知ってますか?

今日は中国の面白いアプリをご紹介。指名手配ハンターアプリについてです。先ずは下のnoteを読んでいただけるとより楽しめると思います!

感染者対策によって出頭する人が増えてるって話題を調べていたら、指名手配繋がりでちょっと面白いアプリを見つけました。

「人民賞金」という指名手配犯罪者情報がまとめられてるアプリです。ネット民の間では「リアル犯罪者ハンター、最強の金儲けアプリ」とも揶揄されました。

画像1

↑ストアの評価は貫禄の星1個、指名手配中の人がみんな低評価したかな

名前が「人民xx」なので、僕だけではなく、多くの中国のネット民も、これがオフィシャルなアプリだと勘違いしました。それもしょうがなく、よくよく見ると既に捕まった有名な逃走犯が何人も入ってました。

でも政府が出してるようなアプリではありません。情報を調べるときには欠かせない企業情報サービス「天眼查」で調べたら、どうも出所の怪しいアプリであるよう。

画像2

↑企業情報によると、中小企業より下の層の小微企業に分類されてます。

小微企業をバカにするつもりは全然ないですが中国ではとても大切な基準の一つです。そしてこのアプリ、中身を見れば見るほど面白い情報で溢れていました。

画像3

↑例えばこれ。懸賞金額で、下の殺人犯の8万元はまあまあ妥当な相場だと思いますが、上の「騙し」の指名手配犯はたったの10元!いくら危険性が低いとはいえ交通費以下じゃないか笑

画像4

↑またこの人。6人も殺した凶悪な犯罪者ですが、さすがに100億!!??元の賞金は。。ルフィーより大金だね

画像5

↑ただ、決済の仕組みなどはしっかり作られています。なんのためのアプリなのかわからなくなっちゃいますが募金もできて、アリペイやウェチャットペイにも対応しており、すでに20万元以上の募金を集めていました。

日本も警視庁の指名手配犯をまとめたWebページがありましたが、それをアプリにしてスマホで情報収集できるようにして、さらに懸賞金をオンラインで受け取れるようにするなんて笑 

やはり目の付け所やこういう発想、中国は世界一おもしろいです。せっかくならもっと情報を集め整理してきちんとすれば広告モデルでもお金も稼げるのかなぁなんて思いました。

市民の安全につながると良いですね。(たぶん募金目当の邪悪な思想で作った気がするけど)

(参考資料)


よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball