Cursor_と_amazon_china_-_Google_検索

「Amazonが中国から撤退する」って本当ですか?

Amazon、中国から撤退

↑ちょっと前、このようなニュースをどこかでご覧になったりしませんでしたか。

日本企業が続々と中国撤退してるみたいだよね、Amazonですらそうなのかって思ってませんか。実際Amazonは本当に中国から撤退するでしょうか。おそらく多くの日本のみなさんは誤認なさってます。Amazonが中国で本当はどうなってるのかについて話します。まずは報道を見てみましょう。

たとえばこの記事によるとAmazon中国は「中国の消費者向けに、国内第三者の商品をネット通販する「マーケットプレイス」サービスを7月18日に停止する。越境ECサービス、Kindle、クラウド事業は中国で続ける」と発表しました。そしてAmazonの米国本社は、「今後は海外消費者に向けた中国製品の販売や、中国の消費者に向けた海外製品の販売、クラウド事業、タブレット型端末、コンテンツ事業に引き続き投資していく」と話しました。

...え?まだ続けるじゃん。。

そう!続けますよ。ECも、Kindleも、コンテンツも、www.amazon.cn(あるいはwww.z.cn)でやりますよ。

中国から撤退というよりは「中国市場を大切にしてるから中国社の現状を考慮して決めた賢い事業調整」とこちらでは考えられています。今までのプラットフォームもアカウントも、とっても使いづらいアプリもそのまま使えます。また、EC関係ないですが、Kindleは中国で絶好調だし、AWSもたくさんの人が使ってます。だから日本の報道にすごく違和感を感じます。

いろいろ見ましたが、正確でない報道してる記事はたくさんありました(上の記事は内容合ってます、見出しがあれなだけで..)。
中国語読めないアル?もしくは、PVのためなら多少間違ってても煽ったほうが良いですか?某ピッカーアプリのコメントでもめっちゃドヤって間違い書いてる人たくさんいましたよ。

ではなぜこんな事業調整をするのか。それはみなさんもご存知の通り、Amazon中国が2018年中国EC市場でのシェアがわずか0.7%だからです。一体何があって、世界のAmazonが中国のEC市場でこうなったのでしょうか。JDとアリババが凄すぎるから?それを知るには、Amazon中国社の歴史、中国のネットショッピングの凄さを知らなければなりません。これは超大作になるので別noteコンテンツでアップします。

そしてその後ですが、4月29日に事業調整に伴い在庫を整理するためのセールをAmazon中国が行いました。そこで彼らのウェブ、アプリ、Wechat内アプリが大量のアクセスによって次々システムダウンしました。関係者によると「今回のアクセス数は例年のブラックフライデーキャンペーンの2倍以上」だそうです。

凄いですね、アマゾンさん喜べないでしょうけど笑

ちなみに、Amazon中国はホワイト企業、965の会社だそうです。(中国のブラック企業レポートはこちらをご覧ください)
今はアリババで働いている元Amazon中国だった方がインタビューで「Amazonは社員の個人時間を大切にしてます。たまに残業しなければならない時がありますが、ボスは残業させて申し訳ないと言っていました。それに比べて、中国の会社はよく19時から会議があって、社員に残業してもらい、Work is Lifeの考え方を吹き込みがちです。。」と語っていました。

死ぬほど頑張らないと中国では勝ち残れません。


※ここでしか知れない中国情報を届けます、ぜひフォローしてください。
コンテンツ作成のモチベーション向上のため、ハートもぽちっとしていってください。ご協力をお願いします!

よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball