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今のラグビーの盛り上がりは、現在の関係者全員のスクラム戦であり、酸いも、甘いも経験してきた全てのラガーマンの思いを運んだパスワークだ

今回のラグビーワールドカップ2019は、盛り上がりという意味でも大成功ですね。

昨年頃、ラグビーワールドカップの盛り上がりや、集客を心配する声が、あちらこちらで聞こえました。

これは直近ですが、強豪国のニュージーランドから


ところが開幕してみると、この盛り上がり。ある意味でJリーグ開幕から10年後に日韓W杯を迎えたサッカーよりも大成功だったと既に言えると思います。

この成功は結果論ではなく、周到に準備され、計画された、計画なのだろう、ということです。

スポーツビジネスは、勝ってナンボ。

素人の僕の見解です。今まで、水泳、サッカー、テニスを部活動で、やってきて、球技のほとんどに興味関心があって、バレーとラグビーと、サッカー、野球、マラソン、大相撲はテレビや生で観戦したり、オリンピックも世界陸上も色々見て、ファン・サポーターっていう表現が分かるサッカー応援者であり、スポーツが好きで愛しています。

もちろん、弱いからこそ、自分が応援してあげなきゃという消費であったり、サポートするファン嗜好というのは存在します。

ただ、スポーツは勝ち負けがあるからこそ、極限まで己を追い込むことができるし、だからこそ、ルールが生まれ、守られるのであり、スポーツマンシップは美しく、その全体として共感をうむのです。

今回のラグビー日本代表は、選手たちがあれほど、犠牲を伴ってというほど厳しい訓練を積んできだということだと思っています。

エディで4年、ジョセフで4年の計8年での育成、強化でした。そして、7人制ラグビーの強化、スーパーラグビーへ参戦する選手のバックアップ、サンウルブズを通してのスーパーラグビーへの参戦などがあげられます。

ラグビーがトップリーグになり、この状態をセミプロ、半プロ、プロどの定義とすれば良いのか分かりませんが、まだまだ企業の冠の傘で、良い意味での企業内スポーツ活動だからこそ、育成期間に当足ることができたと思います。

それぐらい、支援者も含めONE TEAMで勧められた強化なのです。

強くなって、代表選手が色々なところに露出してくると、今度は憧れの存在、スーパースターが呼応するように誕生し、ファンが増え、子供たちが、将来ラグビーをやってみたいと思うようになり、裾野が広がる。

その結果、これが育成と相まって、4年後、また4年後、と強くなっていく、あとは仕組みの中で回っていくのです。

テレビ報道でも出ていましが、出典が探せず一部ですが、ラグビー体験入部が増えているのです。


続いてこの盛り上がりを支えているのが、今の世の中の動向がよくわかっている(仕掛け人)、代表選手、OB、出れなかった現役の選手、ラグビーワールドカップ公式、協会、各企業のアカウント等の、これでもかというほどの、

投稿の数々。

誰かにさせられているのではなく、自分の言葉で、自分の気持ちを、そして、綺麗とかではなく、ありのままの風景、写真を

彼らは発信し続けているのです。

#1000日チャレンジ  をするに当たり、サッカーを選び、特にJリーガやサッカーで発信するのに、サッカー選手(とくに日本で活動している)の、発信人数の少なさに愕然としたものです。

今や、仮にテレビで見ながらでも、ネットをする(テレビは見ないではなく)のは当たり前で、その先に選手の声があれば、そこに共感の意を示したり、その共感を広めるシェアがあったり、自分の気持ちをそこに載せるというのが、容易に出来るのだと思います。

この点、苦しんできたにもかかわらず、スコットランド戦の最後の方に、日本の選手達は1人も寝ている選手はいませんよ!と、名コメントをした解説?実況なみに、皆んなアクティブに、自信が発信者としてラグビーを盛り上げようとしていることが素晴らしいです。


まず、開幕から徐々に力強さを見せつけ、勝っていることも含めマスメディアに取り上げてもらい、テレビの中継、ネット配信なども増え、お客様、ライト層の国民が、行動したときに、その受け皿が今の時代の文脈通り用意されている。

ラグビー界全体が、この体験設計をしたのだと思います。

ラグビー界をどげんかせんといかん、このチャンスを逃したら終わりだという危機感、それを悲壮的にではなく、ラガーマンらしく、前へ前へ、進みづらければ、止まって右へ左へ、all for one.one for allの精神で、その目的、目標がぶれずに、思いつづけたからこそ、成し遂げつつあるのだと思います。

いつか、この舞台裏を、プロフェッショナルではなく、成功へのプロジェクトXとして、見てみたいなと思います。



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