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帰りそびれた 夜明けの月

【うすのろ日記】 2024.9.18(水) moon at dawn


午前4時22分、花(猫)のためにサッシ窓を開ける。
西の空に夜明けの月が出ていた。
昨夜出ていた月と同じものだけど、1日ずれたからもう名もなき月だ。
この夜明けの月は、少し白みがかった色で素知らぬ顔をしている。
わぁーわぁーきゃーきゃー言われて写真を撮られまくられて、楽屋に戻ってやっとひとりっきりになれたアイドルのようだなと思った。
私はこっちの方が好きかもしれないと思う。
あえて写真は撮らなかった。
友人が「綺麗な月だよ」と、インスタに写真をあげていた。
それが加工しすぎた赤に近いオレンジ色の月。
月はこんな色していない、気持ち悪いと思うが『いいね』を押す。
馴れ合いっていうやつは…本当に厄介だ。

昨日の分と今日の分をまとめて『虎に翼』を見た。
結論を少し急ぎすぎているのは最終回が近いからかなと思いながら見る。
寅子が真相を聞こうと思って桂場を訪ねて行って、桂場の言い訳を聞いた後に寅子が桂場に言い放った言葉が良かった。
「純度の低い正論は響きません」
いいセリフだなと思った。
いつかこんな言葉を言い放ってみたいものだ(お芝居ではなく実社会で)
世の中には、純度の低いあるいは低いどころか純度なんてこれっぽっちもない正論を掲げる人が多い。
そんな人に向かって言ってみたいわ、炎上覚悟で。
言う前に私が言われてしまうかもしれない…ってこともありうるが。

昨日「明日は本屋に行こうと」決めていた。
そのつもりで朝から準備をしてたが、その前に洗濯をして干そうとベランダに出たら、あまりの暑さに本屋行きを断念する。
たった10分足らずの場所に行くのにも躊躇する暑さだ。
それでもクリーニング屋にはどうしても行かねばならず、ふへぇ〜という顔をしながら行った。
行く途中にある保育園の子供たちが表に出て花壇に水やりをしていた。
保育士の方がジョーロに水を入れてやって「はい、お花にお水あげてね」と言ってるのに子供たちはお互いに水を掛け合ってキャッキャと楽しそうだった。保育士さんも「あぁ〜あ」と言いながらも楽しそうだった。
みんなが楽しいっていうのはいい。
誰ひとりとして苦しそうな顔をしていない。

クリーニング屋から戻ったらまだ11時だったけどものすごくお腹が空いたので、冷凍のたこ焼きをチンして食べた。
お昼もちゃんと食べた。
私は昔っから病気にでもならない限り、暑くても食欲は落ちない。
春夏秋冬ずっと…
自分ではそれが不思議でならない。
もう少し食欲が落ちてくれれば家計も体重も助かるのに。
うまくいかない。


猛残暑でございます。


読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。