見出し画像

【ギター】憧れの人が登ってきた”階段”をイメージする

本noteはギターを弾きたい方、初心者の方を鼓舞する方向のポジティブメッセージになっています。小難しいことはありませんし、ギター弾かない人にも分かる内容です。読了3分程度。

「この曲がきたいんです」とレッスンに来られる方は少なくない。あこがれの曲を弾けるようになりたいという気持きもちは、とても自然なことです。
僕は「じゃあ、とりあえずやってみましょうか」と、一旦いったん目の前でデモ演奏演奏をして見せる。特殊とくしゅ訓練くんれんを受けているので、ある程度ていどの曲ならフレーズもコードも一聴いっちょうすれば弾ける。ダーっと弾いてみて、質問を投げかける。

「コード、めますか?」
「タブは読めますか?」



そのアーティストが登ってきた"階段かいだん”を想像そうぞうしてもらう

キャリア階段の図

たとえば、あいみょんだとかBUMP OF CHICKENだとかのメジャーアーティストでも初心者時代があったにちがいありません。それからバンド活動かつどうみたいなのをやってみて、オリジナル曲を作ったりして、人前ひとまえで演奏して・・・・という階段を登ってきて今にいたるわけです。

こういう階段は、世間一般せけんいっぱんではキャリアと呼びます。音楽の場合、ジャンルによって多少の違いはあるにせよ、だいたい図のようなキャリア階段をてアーティスト活動をするようになったんだと思います。

ちなみに「初心者」から「バンド始める」までの期間は人によってまちまちだし、「オリジナル曲を作る」も楽器を弾き始めてすぐ作る人もいれば、作らない人もいます。初心者のうちは次の階段に登ってはダメ、というわけではありません。

有名曲に至るまでのキャリアをイメージする

いま耳に届いている有名な曲は、そのアーティストが重ねてきたキャリアがあってこそ完成している。まぁ当たり前といえば当たり前ですが、この前提ぜんてい納得なっとくしてもらった上で、次にいってみましょう。



テクニックや知識も”階段”でイメージする

ギター初心者のやるべき階段の図

僕の場合、初心者向けギターレッスンでは「この順番じゅんばんでやったらいいよ」のテンプレがあります。※注
まずは『とりあえずコード弾き』できるようになりましょう、です。本当に最初のとっかかりは、やっぱりコード弾きです。一人っきりで弾いても音楽が成立せいりつしますからね。

(ぶっちゃけここで挫折ざせつする人がほとんどで、だから対面レッスンは生き残っているんだと思います)

コード弾きといっても、右手のストロークやリズムのこと、コードチェンジのコツなど、数ヶ月間はこれにれてもらうようにします。練習方法を教えたり、生徒さんの苦手なところを克服こくふくするエクササイズを教えたり。手ほどきをすると、誰だって弾けるようになります。

わりと弾けるようになったら『コードの知識ちしき』を伝授でんじゅします。といってもそんなに難しいことじゃなくて、せいぜいEとEmの運指で「どこが動けばマイナーとメジャーが切り替わるか」くらいのことです。メジャーマイナー、7thの運指を知ってもらうだけ・・・・・・

※注
求められるジャンルによっては単音弾きや基礎練を最初にやった方がいい場合もあります。ケースバイケースですが、概ねポピュラー音楽をやりたい人のギターはコード弾きから始めた方がいいです。最終的には結局、全部やることになります。


憧れの人も同じような”階段”を登ってきた

ここで一つ前の図を思い返して欲しいのですが、

コードを覚えたり弾いたりするのは、図でいう『初心者』の段階だということです。
つまり、憧れのアーティストだって同じような時期があった。コードチェンジが難しいだとか、リズムが安定しないだとか、力んで指が痛いだとか、ギター弾きがみんな通ってきた道だということです。

どうしてこのnoteを書いているかというと、初心者ほどこの”階段”を無視して、一足飛いっそくとびに「この曲が弾きたいんです」だけを目標にしがちです。バンド譜を持ってきて「これ、どうやれば弾けるようになりますか?」と。
ちょっと考えると、その曲はプロミュージシャンの演奏で、初心者の自分がプロミュージシャンのように弾くには膨大ぼうだいな練習量が必要だと分かるものです。

「コード、読めますか?」
「タブ譜は読めますか?」

それにどんな意味があるのか、楽器を始めたばかりの人には分からない。
だけど、こう考えたらどうでしょう。

憧れのその人も、コードは読めるしタブ譜も読めると思いますよ」

そうやってみんな練習して、あるいはキャリアを積んでアーティストになったと理解したらば、あとは必要なことを進めていけばいい。

はじめた人は、もうそれだけでアーティストの卵です。
ゆっくり階段を登って、キャリアを積んでいけば、きっと自分だって『誰かの憧れ』になれるはずですよ。




オンラインレッスン、やってます。


サポートなんて恐れ多い!ありがたき幸せ!!