見出し画像

わかりやすいツイートのしたためかた。

昨今、「稼ぐためのツイッター術」のような虚像記事があふれ、SNSの世界が汚染されています。

お金のために自分を偽りツイートするなどやりたくない、ただ単に自分の考えをツイートし、多くの人に見てもらえれば満足。そんな人も多いと思います。
自然にツイッターを楽しむための、わかりやすいツイートのしたためかたをお届けします。

なぜわかりやすいツイートが必要なのか

ツイッターなど思うがままにツイートすればいいのではないか、これが当たり前に出てくる疑問かと思います。一方で、折角ツイートするならより多くの人に見て反応してもらいたい、そういう想いもあるかもしれません。

自然にツイートしたものが多くの人の目に触れればいいのですが、なかなかそううまくもいきません。

そこで、わかりやすいツイートが呼び水となります。導入として多くの人に自分を知ってもらい、そこから自分のツイートをみてもらう。本のタイトルで興味を惹き、内容を読んでもらうことに近いかもしれません。

ここで、「ご飯のツイートはいいねが多くつく」と思った方がいるかもしれません。これは至極当たり前のことで、みんな美味しいものが好きなので伸びるのです。一方で飲食店でも経営していない限り、ご飯のツイート自体はあなたが伝えたいこととはまた違うかもしれません。そういうわけで、伝えたいこととは異なるけれど多くの人に見てもらえるような内容は、ここでは対象としません。

なにも脈絡のないツイートで客寄せをしましょうというわけではなく、あくまで自分の発信に関連する内容をすこしわかりやすく発信する、そしてみてくれる人が増える、みんな嬉しい、そんなことを目指すものです。

自分のキャラクターに沿ったツイートでインプレッションが得られると、発信したいことをより多くの人に伝えることができる。

自分の軸を考える

まずは自分のツイッターでの色合いを考えることが大事です。見てくれる人からすると、あなたがどんな情報をツイートする人なのかということです。
例えば私の場合は、ざっくりいうと「仕事」「グローバル」「IT」といったキーワードかと思います。このキーワードに沿ったツイートを発信することで一貫性が生まれ、見てくれる人が多くなります。
ここに異なる色、例えば「スノーボードの極意」のようなツイートをしても、反応はとても少ないでしょう。
これは、フォローしてくれている人は、「仕事」「グローバル」「IT」のツイートを気にしているのであり、それ以外のツイートは期待していないのが理由です。
そのため、基本的には自分の軸になるキーワードを振り返っておき、それらをメインにツイートを集めると良いと思います。

ここではおしゃれなお皿に関するツイートをしているが、いいねは1つしかついていない。これはアカウントの軸に沿わないツイートがフォロワーさんの期待に合わないため起きる事象だ。

表現方法

さて、ここからが本題です。どのようにすればわかりやすいツイートができて、見てもらいやすいのでしょうか。

過去ツイートを振り返り、反応されやすいツイートの型を実例とともにご紹介します。もちろんこれ以外にもありますし、人によって異なる場合もあります。あくまで一例としてご覧ください。

上からわかりやすいと思われる順に並べています。

ネタ画像活用

まずは画像関連です。基本的にツイッターでは画像がある方がテキストより反応が得られやすいです。
テキストで1万いいねは難易度が高いですが、画像を使うと少し難易度は下がります。これはおそらくタイムラインで目に留まりやすいことと、読まなくても頭に入りやすいことがあると思われます。

ネタ画像活用では、インターネット上に落ちている面白い画像をもとに自分で何かを書き加えて発信します。元ネタが面白ければすでに伝わりやすいのですが、それに甘んじずにオリジナリティのある文章を入れると良いと思います。


比較画像

こちらも画像を使ったパターンです。ふたつの画像を出して比較するパターンもわかりやすいです。自分の軸に関連するネタで対比構造が取れそうなネタを探して、画像を持ってくるという流れです。


大喜利

大喜利ネタも伝わりやすいツイートに入ります。シンプルに思いついたネタでもよいのですが、せっかくなので自分の軸に揃えてあげると、キャラクターの確立にも役に立ちます。


会話調

ここからはテキストのみのパターンになります。画像を使わないので少し工夫が必要になります。

テキストのなかでも難易度が低いのが会話調です。実際にありそうなシーンを面白おかしく会話で表現することで、堅苦しい文章よりつたわりやすくなります。本でも論文より対話形式のものが読みやすいのと同じです。



オマージュ

誰かがツイートしている文章をもとに、内容を少し変えて発信します。もとがわかりやすいツイートであるほど、効果的です。

疑問提示

一見思われがちなことと、実際は違うことを対比して疑問提示します。少しややこしいですが、以下のサンプルを見てみてください。
内容自体は少し専門的ですが、「大罪」だとか「三鷹」だとかのわかりやすい言葉を交えて、口語調で書くのが良さそうです。



ツイート時間

次にツイートする時間についてです。フォロワーさんの属性によってまちまちですが、私の場合は平日日中にはたらく社会人の方が多いので、それに合わせてツイートすることが多いです。

朝は出勤や始業前の7:00-10:00頃、昼休みの12:00-13:00頃、仕事が終わった18:00-21:00頃、そして就寝前の22:00-1:00頃です。

ほとんど全時間帯ですが、逆に11:00や15:00、深夜3:00のような時間は人口が少ないので、ツイートを思いついても下書きにしまってくのが良いです。

リマインド

いくつかのテクニックを使うことで、届けたいツイートをタイムラインに再度持ってくることができます。あまりやるとしつこいので、適度に使うのがいいと思います。私も最近はめっきり使いませんが、なかなか伸びない時などは使ってもいいかもしれません。

自己RT

自分で自分のツイートをリツイートすることで、タイムラインに再度表示されます。すでにみた人からすると2回目になるので、やりすぎは禁物です。

自己引用RT

自分で自分のツイートを引用リツイートします。何かコメントを書くことになるので自己RTよりも自然です。

ツリー投稿

自分のツイートのリプライ欄に、関連する内容や続き、補足を追加します。これが一番違和感がない方法です。タイムラインではツリーに投稿した内容とともに、元のツイートが表示されます。

存在感を高める

これはなんとなく感じていることなので確証するものではありませんが、いくつかのアクションをすることで、フォロワーさんのタイムラインに自分のツイートが出現しやすくなる気がしています。

そのアクションは誰かに「リプライする」「いいねする」です。
例えば誰かにいいねをしてからツイートをすると、その人のタイムラインに自分のツイートが出やすくなるのか、いいねをすぐに返してもらえる場合があります。

数時間ツイッターを使わない状態でツイートするよりも、いいねやリプライで場を温めてからツイートをすることで、届けやすくなる気がします。

さいごに

さて、「わかりやすいツイートのしたためかた」はこれでおしまいです。

今回の内容は万人に広く当てはまるものではありませんし、他にも有効なやり方はあるかもしれません。また、時を経ることで変わっていくかもしれません。

大切なのは、いろいろ試しながら結果を振り返り、またトライしてみることです。

なんとなくツイートするのも良いですが、何か届けたいメッセージがあるのなら、多くの人に見てもらえる方が良いでしょう。

日々のツイートに、ほんの少しのいろどりを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?