土地購入時に気をつけたいこと
私の友人たちから、「土地の情報をもっと調べておけばよかった」ということをよく耳にします。事前にメリットデメリットを把握したうえで購入していれば、こういった言葉はでてこないと思います。しかし、やはり購入者は基本的には、土地環境の全てを把握するということは難しいと思います。
そういったことから私が自宅購入した時に気をつけたことをご紹介いたします。
土地を購入する前に希望条件を整理しましょう!(近くにあると便利・安心な施設)
売却地情報の仕入れ方って難しいですよね!業者を使うとしつこい営業されるのも嫌だし、そこの業者で土地購入した後に、工事業者紹介されたりがあったりで面倒がありそうだから、自分で土地探してってやってはみるものの、なかなか見つからなし。そんな思いをされたかたいらっしゃると思います。
私の経験から言いますと、希望の土地探しは家づくりよりも土地探しのほうが絶対に時間はかかります。それを億劫にしていると、いい土地から順に売れていきます。南東、南西の角地なんて金額が高いのにすぐに売れてしまいます。その逆も然りでもう少し待っていれば、希望通りの土地が買えていたのに!!なんてこともあります。
そういったことをなくすことはできないかもしれませんが、できる限り購入した土地が納得できるように私なりの見解で土地の周辺施設に関する調査項目を記載します。
施設関係
□学校施設規模等
・学校までの距離、歩道の整備状況
・生徒数
・避難所指定あるか
・体育館等の夜間利用状況(音の問題)
□避難所の確認
・すぐ行ける距離か
・利用できる設備等の有無(できれば)
□銀行、郵便局の有無
・現金の引き出し頻度
・通帳記帳(アプリで確認できる場合もある)
・(フリマ、物販をしている人は要考慮。その他クルネコヤマト等)
□コンビニの有無
・(コピー、ATM、住民票等公共サービス、配達)
□スーパー、ドラッグストアの有無
□駅、バス停
・老後の交通手段(特にスーパー、病院)(免許返納を考慮)
・通学、通勤の手段
・線路沿いであれば音の確認(便の本数)
・勤務先までの時間、乗り換えの有無
□公園の有無
・子供の遊び場
・不審者
・隣接するとボールが飛んでくる
□病院
・老後の交通手段と併せて考慮
□役所
・自治会長になったとき利用頻度爆上がり
・各種補助金の申請
□図書館
・カフェ代わりに活用できる
・情報収集
以上、最低限の例を挙げました。その他にもこんなものがほしいということがあると思いますので、ご自身で列挙してみてください😄
余談ですが、私は井戸がほしかったということもあり、実家に井戸があり、周辺の家でも水が出ていたので、実家の近くに建てました。
見知らぬ土地では、私のように元々住んでいるわけではないので、足を運んで確認する必要はあるでしょう。それでも井戸は掘って出てこない場合があるらしいので、ギャンブル性のあるものと言えます。
また、水が出ても飲めるかわからないので、水質検査も必要です。
また後日、井戸については別で記事を書かせていただきますね✊✨
災害に関する情報を確認しましょう!(保険料を安く抑えましょう)
家族で安心して暮らすには、災害についても理解する必要があるでしょう。災害は以下のとおりです。
・地震
・津波
・風水害(台風、洪水)
・竜巻
・土砂崩れ
・火山爆発
・火砕流
・干ばつ
・列車事故
・爆発
・爆弾
・火災
・化学物質災害
たくさんあって気が遠くなりそうです。
今回お話ししたいのは、津波、風水害(洪水)、土砂崩れ、列車事故です。
津波、土砂崩れについては、海、山の近くであれば当然そのリスクは高くなります。ですので、上記の場所から離れたところを選択することをお勧めします。列車事故もその沿線から外れればリスクは避けられます。
風水害(洪水)については、正直に言うとどこにおいてもそのリスクはあります。近年の温暖化が原因で、洪水のニュースをよく見ると思います。私が災害にあった時は、何故ここが?といった感覚で洪水被害に遭っているところがありました。後で調査をしたら、川底に砂利等が堆積して溢れたということでした。
ただし、そこまで土地購入前に調査をするというのは、現実的でなく、後で土砂さえ撤去できれば、問題解決はしやすいことだと思うので、現地確認以外の方法を紹介します。
風水害(洪水)の調査は市役所で制作している「防災マップ」を参考にするとよいです。私の自治体では、風水害(洪水)の想定浸水区域が地図で色で区別されています。その情報を参考に風水害の発生が起きにくい場所を見つけるとよいです。
その他、これもまた、現地調査にはなりますが、河川から遠方であることを地図と併せて確認するのも一つです。
河川の分類として天井川と呼ばれる川があります。天井川とは、川周辺の地盤面よりも川の底が高い川のことです。
周辺の土地よりも川底が高いって不思議ですよね。
この川は特に、何年かに一度の大雨が降り、川から水が溢れると、周辺地域が大洪水になるおそれが高い川で、堤防の中をくぐって水が溢れるなんてことがあるかもしれない怖さがあります。
そういった地域の土地価格は安価になっていることもありますが、わざわざ被災はしたくないと思います。
どうせ住むのであれば、安心な所に住みたいですよね。
一つの考え方として、災害に遭う可能性が限りなく低い場所を選んで、住宅総合保険(火災保険)からその項目を抜いて保険料を節約すると考えることが賢明だと思います。
「一度あることは二度ある」という言葉があることを忘れずに!
購入前に必ずその土地にかかる法規制を確認しましょう!(知らなかったとは言えない
マイホームを建築する際は当然ですが、法規制がかかります。都市計画法、建築基準法、消防法、その他、条例も、、、と切りがないです。建築物はそれらを全てクリアする必要があります。
今回紹介するものは、都市計画施設というものです。
都市計画施設とは、まだ建設を行なっていない道路、公園、緑地、墓地等様々な公共施設を将来、建設する意思があることを示したものです。都市計画施設は都市計画図上で記載され、市役所の都市計画関係の部署で確認ができます。自治体によっては、ホームページでも確認できます。
どういった法規制がかかるのかは、以下の通りです。
上記は「都市計画法第53条」の中で謳われています。
この意図としては、「将来都市計画施設の建設を予定しているから、解体が簡単(土地購入の際、解体費用がかからない)なものにしてね」というニュアンスが汲み取れますね。
この段階では、まだ計画の段階ですが、今度は建設を開始するとなると、いよいよ土地の購入(用地買収といいます)をされます。
用地買収は地主と事業者(市役所等の自治体)との間で交渉を行いますが、その交渉を断っても、本人の意思とは関係なくほぼ間違いなく売らなければなりません(このことを収用、または強制収用と言ったりします)。それほどの強制力をもった事業だということです。
これだけでも思入れのある家を壊されるとなるのは、嫌ですよね。さらに不利益を被ることがあります。
「長期優良住宅認定制度」という言葉を聞いたことはありますか?
この制度はよくハウスメーカーで聞くことになると思います。この制度の認定をうけると、以下の優遇が受けられます。
都市計画施設の建設予定地に建物を建てると「長期優良住宅認定制度」の認定がおりなくなります。上記の優遇措置が全て受けられません。
・・・
えーーーーーーー!!って感じですよね。。。
要するに、「長期にわたって住む住宅を建設予定地と知っていて建てるのだから、事業が動けば近い将来解体をしないといけないというのは、この制度の趣旨から外れている」だから認定がおろせない。といったところでしょうか。
こんなところまで、不動産屋話してくれてないよー。と思っても、不動産屋は、土地売買時点で「重要事項説明書」で説明してますよと言います。
だから、これは本当に知らないと、理解していないと、本当に大怪我どころの話ではなくなってしまうんです。
こういったことがあるので、そういった法規制のことについては、理解しておく必要があります。
しかし、どうやって勉強すればいいの?そんな時間ないよと思われると思います。
なので、必ず目ぼしい土地があれば、検討段階で不動産屋若しくはハウスメーカー・工務店には必ず、「重要事項として知っておくべき法規制等はありますか?」と確認をとることをしてください。そもそも、契約寸前でやっぱり契約しないとなっても断りにくくなり、渋々購入してしまうなんてことも考えられます。
もう、これについては上からもの言うぐらいで言います。
もし重要事項説明書に記載がなければ、売主の義務は果たしていないことになるので、何らかの賠償なりは受けられることにはなると思うので、この「重要事項説明書」は絶対に人生最大の集中力で、聞いてください。本当にしつこいぐらい聞いてもいいです。事前に聞いておくと自分で調べる時間ができるので、先に「重要事項記載事項は何ですか?」と聞いてみるのもよいです。
以上、私が「土地購入時に気をつけたいこと」を執筆させていただきました。
初めての投稿ということもあり、ちょっと力みすぎぐらいの勢いで執筆しましたが、この記事を読んでいただた方々が少しでも、失敗を回避できたと思っていただける日がくるのを楽しみにしています。
長々となりましたが、拙い文章とは思いますがここまでご愛読いただきありがとうございました。
最後に、この記事が参考になったと思っていただけたら、「スキ」、「コメント」をいただけると幸いです。
どうもありがとうございました😊!
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