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カメラワーク演習1

概要

 カメラワーク練習のための4つの演習。
回り込み、TB+フェアリング、PANUP→PANDOWN、つけPAN+フォロー。

回り込み

 被写体の左斜め後ろから右斜め前に、等速でカメラを回り込ませる課題。

 shapeでcircleを仮置きして補助線にする。
 trajectory で軌跡が綺麗な円弧を描いていることを確認します。

TB+フェアリング

 パースを変えずにTBする課題。応用編としてTB後にフェアリング。

 カメラとターゲットを同時に移動させるとパースが変わらないことを利用して、トップビューとサイドビューからTB後のフレームを調整。

 TB終了間際のフレームのカメラ・ターゲットのキーを打ち、フェアリングを始めたいフレームに前倒してフェアリング。

PANUP→PANDOWN

 垂直ジャンプする被写体をターゲットの移動で追い掛ける課題。

 まず被写体のアニメーション設定。
1.ジャンプ開始→2. ジャンプ頂点→3. 着地のキー というシンプルなもの。

 被写体の動きに数フレーム遅れてカメラが追随するようにキー設定。
さらに着地後に揺れ戻しを設定。
ジャンプ頂点でカメラを溜めるなど、モーションカーブを微調整。

つけPAN+フォロー

 静止状態からカット終わりまで走り出す被写体。
これをカメラが追い掛け、同時に進行方向にカメラを振る。

 被写体(のダミー)とカメラの親ダミーを作成。
親ダミーに走り出し、カット終わりのカメラ・被写体の位置を決めるキーを設定。

 次に、飛び出し感とカメラより被写体が速いことを表現するため、被写体に進行方向に徐々に移動させるキーを設定。相対位置をずらしていく。
さらにカメラ自身がつけPANになるように、カメラを回転。

補足

 カメラのレンズについて補足。

 画面奥から手前に走ってくる被写体を映す時は望遠より広角気味のレンズに設定するほうがよく、逆に横から走る被写体をフォローしながら撮影する時は背景を早く流すために望遠気味に設定するとよい。

 レンズにキーを打つこともできるが、同時にカメラの移動などのキーを打つと、画がグネって微調整が必要になる。修正が入った時の再調整が面倒なので、慣れないうちはその方法は封印してもよい。

 また、じわTB・TU、修正PANなどは大判対応の方が作業コストが少ないので合成時にAE対応の方が効率が良い。解像度バレを避けるため、レンダリングサイズに注意。

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