ティリーフスカート

このブログが始まって初めて書いた記事が「Ti/ティ」の話でした。フラでとてもお世話になる緑のティリーフですが、何度かスカートを作って踊ったことがあります。

去年の話になりますが、この時は緑色ではなく、茶色のティのスカートで踊ることになりました。茶色のティは、要するに枯れた葉っぱです。葉の茎を紐にくくりつけて作るスカートは、枯れた葉っぱで作るのは難しいので、緑の葉で作り、それを枯らす、という段取りです。

ただこの時は、スカートを6枚重ねて踊るということで、一つ作るのに最低100枚使うので大量の葉っぱが必要。私の葉っぱの仕入れ先は、学校。敷地内にたくさんあるので、いつもそこでいただきます。もちろん葉をもぎる前にチャントをします。

ベランダに紐を張り、そこに葉っぱをくくりつけます。久しぶりだったのでくくりかたを反対にしていたのに気づかず、半分くらい作った所で初めからやり直し。

作業自体は大好きです。黙々と作業を続けると、どんどん心が無になっていく。時々反省もしながら、感謝の心を持ちながら。

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フレッシュなティの香りも好きだけど、枯れた葉のスカートも渋くて素敵に仕上がりました。いくら枯れていて軽いと言っても6枚重ねるとかなりの重さになりました。シャカシャカと心地よい音も動くたびに聞こえます。なかなか貴重な体験でした。

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面白いのは手作りのものって本当に人柄が出ちゃうな、ってこと。同じ材料で同じ手順で作っても、出来上がりはまちまち。その人らしい出来上がりになっちゃう。

これって全てのことに言えることだなぁ。


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【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。


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