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Our focus - JAFCO をリード投資家とする 8 億円の資金調達を終えて | Kunio Hara - Co-founder&CEO

本日私たち Beatrust 株式会社は、シリーズ A ラウンドとして大手国内投資家及び著名海外エンジェル投資家による 8 億円の資金調達を実施しました。

今回の資金調達について、その目的や、今後の Beatrust の成長をどのように描いているのかについて、共同創業者 CEO の Kunio Hara / 原 邦雄に Q&A 形式で語っていただきます。

まず初めに、資金調達の成果を教えてください。

この度、お陰様でシリーズ A の資金調達を 8 億円で完了しました。
本シリーズのリード投資家はジャフコグループ株式会社が務め、新規投資家として他にグローバル・ブレイン、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルの 4 社が、また画像・写真共有サービス Pinterest の初期投資家でもあり、著名な経営者との親交も深い William Lohse 氏がエンジェル投資家として参画してくださりました。
既存投資家からは、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、One Capital、サイバーエージェント・キャピタル、Delight Ventures、PKSHA SPARX アルゴリズム 1 号、みずほキャピタルの 6 社から追加出資を頂きました。

今回の資金調達は、どのような目的で行われたのですか?

大きく 3 つの目的があります。
1 つ目は、Beatrust を大企業のタレントコラボレーションという新しい領域における必須ツールとして普及させること。
2 つ目がミドルマーケットへの展開
そして 3 つ目が海外進出への戦略立案と準備です。

Beatrust は、現在日本の大企業の方々にご利用頂いていますが、市場をミドルマーケットに広げるための機能追加への投資と、海外展開のために必要な調査や機能開発も目的に含んでいます。あとは優秀な人材の採用です。
エンジニアの方はもちろん、大企業向けのビジネス経験のある優秀な方々も積極的に採用していきたいと思っています。

タレントコラボレーション・プラットフォーム「Beatrust」の利用イメージ図

今回の調達資金の具体的な使用用途を教えてください。

まずは国内の大企業で働いている従業員の皆さまをメインターゲットとしたビジネスを確立させるところに資金を投じようと考えています。

我々が取り組むべきは、大きな規模の企業の従業員の皆さまにプロダクトをご利用いただいたケースと実績を作り、Beatrust を「タレントコラボレーション」ツールとして確立させることです。そのためには現在ご利用頂いている企業に全社導入していただくためのサポートはもちろん、より多くの企業に使っていただく必要があります。

より多くの企業に使っていただくために 1 番投資していく対象はやはり「人」なんです。今後利用が拡大していく中で、システム連携や新機能開発、大規模利用に耐えうるシステムを作る必要があります。当然そのためには優秀なエンジニア、デザイナーの方々が必要です。

もちろん営業リソースも重要です。Beatrust を拡販し、お客様の企業内で利用を推進してもらうためのアカウントマネジメントやコンサルテーションが必要ですね。これまでスタートアップでの勤務経験がない、大企業・外資系での経験が豊富な方々もぜひ積極的にアプローチしていきたいと考えています。Beatrust にはスタートアップながら大企業での経験を活かせる機会が十分にあるので、そこに注力して採用活動をしていきたいと思います。

もちろんミドルマーケットや、海外への展開も鋭意取り組んでいきます。
特に海外展開については、積極的に調査をしていくことが事業計画に組み込まれていて、そもそもアメリカを中心とした海外市場はどれくらいの規模か、どういう課題を解決するためにどのような提案をつくることが効果的か、いわゆる競合サービスは何なのか、そして法的に必要なライセンス等に関しての調査をしています。
さらに海外でオフィスを作ったり、人を雇ったりする必要が出てくるので、今回の調達資金は海外展開への大きな一歩になると感じています。

Beatrust を大企業の必須ツールとして普及させるにあたり、現在のコロナ禍が市場を広げる絶好のタイミングだと考えています。
たとえ新型コロナウイルスの感染拡大に落ち着きが見えて、オフィスに戻ることが徐々に可能になっても、ハイブリッドな勤務形態が一般的になりつつある社会では、100% の従業員の方々がオフィス勤務に戻ることはしばらくないと考えています。
その新しい勤務形態やスタイルが確立されていく中で、より生産性を上げ、よりクリエイティブに仕事ができるように、社内にコミュニケーション・コラボレーションの空間を作る必要があります。従業員の皆さまが求めている新しい機能、サービスを的確に提供するために、Beatrust を必須ツールとして普及させるには今が絶好の機会と捉えています。

Beatrust 共同創業者の原邦雄(写真右)と久米雅人(写真左)

今後 Beatrust が目指すことはなんですか?

まずは日本市場で大企業の従業員の方々にとって、自律的に、ワクワク働いていただくための標準ツールになっていきたいと思っていますが、さらにその先の未来としては、企業同士をつないだ場を提供していきたいです。企業は個人の集まりなので、個人同士が企業の枠さえも超えて自由につながるようなプラットフォームを作っていくのが Beatrust の役割ではないかと考えています。
ただ、Beatrust はまだ創業 2 年のアーリーステージの企業なので、Beatrust のようなタレントコラボレーションサービスが大きなビジネスになると証明することが今回の資金調達の目標ですね。我々のビジネスがたまたま時を得て確立したのではなくて、こうしていけばビジネスが伸びていくという再現性のあるインフラをしっかりと作るところまでが今回の調達で達成したいことです。

最後に、この記事を読んでくださっている皆様にメッセージをお願いします。
最近では大企業からスタートアップに転職する人が増えてきているのですが、そういった方々にお会いできる機会がもっと増えていったら嬉しいと感じています。
例えば、私が採用候補者の方々にお話をうかがっていると、「スタートアップは若い人が多い印象で、比較的長いキャリア経験のある自分は
カルチャーフィットしないのではないか」だとか、「これまでの経験・スキルの活用機会が少ないのではないか」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
そうした方々にお伝えしたいメッセージとして、Beatrust では、社員メンバーがこれまでのキャリアで培った経験やスキルをそのまま活かしながら、大企業の従業員の方々が抱える課題に親身に寄り添うことで、課題を解決する支援が実現できているという点です。

2022 年 4 月の Beatrust のメンバー。正社員・インターンを含めて 18 名になりました!

現在当社には 10 年以上の社会人歴があったり、海外勤務経験があるなど経験豊富な社員が非常に多く在籍しており、チームはとてもマチュアで、かつ、多様性に富んだ BtoB のスタートアップです。
ぜひこんなスタートアップもあるんだということを、もっとアピールしていきたいと思っていますし、大企業からスタートアップに挑戦したいという方には、ぜひ私たちにも注目していただきたいと考えています。

Beatrust は、2020 年に創業してから早くも 2 年間が経ちました。様々なグローバル企業やスタートアップなどで経験を積まれたメンバーが、お互いを刺激し合いながら日々仕事をしているアーリーステージのスタートアップ、最近も素敵なバックグラウンドを持った社員が続々と参画してくれています。今後の記事もお楽しみに!

ご興味をもった方は、ぜひほかのメディアや、Beatrust に関するニュースリリースもご覧ください!また、取材依頼やそのほか本記事に関するお問い合わせは marketing@beatrust.com までお願い申し上げます。

(現在取材などのご依頼が非常に多いため、ご回答までお時間をいただく場合がございます。)

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