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襷をつなぐチームの一体感は、1人のスーパースターに勝る。

2023年が始まりましたね。今年もよろしくお願いいたします。
スタッフのバービーです。
ところで皆さんは箱根駅伝、好きですか?
私は、若いころは全く興味がなかったのに、近年、お正月には2日間しっかり見るタイプになりました。(しっかりといっても、なにせ長丁場なので「ながら見」ではあるのですが)
1回、沿道に応援に行ってみたいとすら思い始めている。

なお私は女子大なので、出身大学を応援という楽しみ方ができません。残念。

私が箱根駅伝に惹きつけられるようになったのは、東洋大学の山の神と呼ばれる柏原選手が出ていた時からです。
ってことで、それっていつだ?と思って調べたら・・・第85回大会から第89回大会までなんですね。柏原選手が出場していたのって。
それって・・・2009年ですよ。衝撃。うそでしょ。
10年以上前だったとは。(つい最近のことのように思っていた私は一体)

箱根駅伝をご覧になってる方ならわかると思うのですが、柏原選手ってすごかったんですよ。もうね、あんな過酷なコースなのに、すいすい走っていって、どんどん前の選手を抜いていって、彼が走れば絶対勝つという安心感みたいなものがすごかったのです。箱根の5区と聞くと、いまだに私は柏原選手をイメージしてしまいます。それは、まだそんなに昔のことじゃないと思ってたのに、10年以上前だったのか・・

そんなこんなで今年のお正月も箱根駅伝を見て「駒大優勝!」と鼻息荒くしていた私に、全く箱根駅伝に思い入れがない夫が優勝チームの各区間順位をみて一言「別に区間1位取れなくても優勝できるんだな、駅伝って」とつぶやきました。確かに・・・
というか、大体、区間何位くらいとれていたら総合で優勝できるものなんだ?と興味がわいたのでちょっと調べて並べてみました。

2023年箱根駅伝 上位3校の区間別順位は以下の通りです。

箱根駅伝区間順位 上位3校別(日刊スポーツデータより)

優勝した駒澤大学が、区間で1位だったのは6区間だけなんです。準優勝の中央大学は2区間と3区間で1位です。でも、総合力では駒澤が上。
こうやって見比べてみて、あらためて思ったんですが・・・青学、すごくないですか?6区間は20位なんです・・・というと、6区の選手を責めるのか?と言われそうですが、言いたいのはそうじゃない。
20位の区間があったって、3位には食い込めるってことです。20位だろうがなんだろうが、襷をつないだから勝てた。襷さえつなげれば、どのチームだって勝てる可能性がある。逆に襷をつなぐ選手がいなければ、勝てない。
極論、いいんです。ビリだって襷をつなげば。他の選手が希望をつないでくれる!!
誰か一人が突出してたら勝てるわけじゃない。
むしろ、誰か1人突出してなくても「チーム全体」として補いあえば勝てる。言葉が悪いですが、最強の選手がいなくても「みんながそこそこ走れる選手」であれば、そのチームの方が優勝することができるスポ―ツなんですね。いや、面白い。まさに「みんなで力をあわせて勝つ!」ってことだなと思います。

一方、どの区間にどの選手をぶつけるかということで、監督の技量が問われるわけです。采配がかなりものを言う。ということで、監督も注目されるんですね。
(今回、表にして眺めてみて実感しました)

好き嫌いはあると思いますが、私は青学の原監督、すごいなって思います。というのも、過去に関東学連選抜(現 関東学生連合チーム)を4位に導いたことがあるからです。
関東学生連合チームは、箱根駅伝に出場できなかった大学の中で個人成績が優秀な選手を選抜して構成されるチームです。近年はオープン参加ということで公式の記録としては残らないようになっています。

理屈からいうと、箱根駅伝に出場できなかったもののそれぞれの大学から優秀な成績を残した選手が集められているので、勝ちそうな気がしますよね。だって個々の能力は高いんだから。むしろ、各大学の「能力の高い選手ばかりと集めたチーム」
勝ちそうじゃないですか。
でも、このチーム、毎年勝てません。
チームが作られて箱根駅伝まで準備期間が2か月、大学はバラバラ、個々の能力が高くても勝てない・・・ということは、やはり駅伝はチーム力がものをいう証拠なのだと思います。

ただ、原監督が学連選抜の監督になった2008年は、なんと4位。

「寄せ集めのチーム」と揶揄される学連選抜が4位になれたのは・・・それは一体感。
原監督は、選手たちに「このチームは何を目指すのか」を議論させ、目標を定めたそうです。そして、選手同士の連絡先を交換させ積極的にコミュニケーションをとらせたといいます。
そしてチームとしての一体感を持たせた結果・・・寄せ集めのチームは4位という好成績を残したのです。

一体感。
大事なんですよね。やっぱり。
スポーツでも
企業でも
一体感がうまれたら、個人の持つ力が最大限に発揮されチームとして大きなことができる・・・。すごく楽しいことだと思います。

さて、来年の箱根駅伝は第100回
箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟男子登録者しか出場できません。でも、100回大会は日本学生陸上競技連合男子登録者に拡大されるので全国の大学が出場可能になります。
(でも関東学生連合チームはないそうです)

ただ、箱根駅伝はもともと「関東」に限られていたため、箱根駅伝に出場したい人はみんな関東の大学に出てきちゃっているらしく。そのため、有力な選手がそもそも関東に集まってしまっている・・・という事情があり、関東以外の大学の駅伝チームは苦戦しているとのこと。(もっと早く、100回大会は出場枠を広げると言ってくれたらよかったのにとぼやいてる大学の駅伝チーム監督さんもいるとかいないとか)

それでも全国の大学が予選に参加して、果たしてどんなレースになるんでしょうか。来年の箱根駅伝第100回。
来年のことをいうと鬼が笑うといいますし、ましてや2023年が始まったばかり!でも、ちょっと来年の箱根駅伝が楽しみです。

でも、その前に・・・今年も頑張るぞー!

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