最後の最後に胃袋を掴んでお別れだなんて

昨日は寮生活最後の夜だった。

最終日は部屋がやけに片付いていて落ち着かなかったけれどやってることは普段と余り変わらなかった。イツメンで喋って食べて、それだけ。

食事の匂いにつられて酔っぱらいが部屋にやってきたりもしたけどずっといる人たちは一滴もお酒を飲まずにただ喋ったり片付けたり料理をしたりしていた。

今まで手料理を食べたことがなかった人のオムレツを食べたらふわとろで、なんでいまさらそんな重要なことを教えるんだよと思った。もっと食べさせてくれ。

もう毎日毎晩会って喋っていた日々は戻らないんだと思うと辛い。こんなに苦しい別れは初めてかもしれない。

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