おっぱい急成長!?《140字の日記+ 32》
夏休みだ!さぁ、泳ぎに行こう!とはりきって水着を着た娘が、きついという。いや、中学校に上がって、1学期に新調したばかりの水着だぞ。いぶかりながらどこがとたずねたら、おっぱいがという。そんなバカなと思ったけれど、わきの縫い目を見てみたら、胸の方にむかってグッとくの字になっていて。
《140字の日記》のマガジンもあります。
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ウソのようなホントの話。
あ、以下、おっぱいということばが頻発します。
ご注意!
うちの子どもは、5年生のころくらいからおっぱいが大きくなりはじめ、6年生になったあたりでは、けっこうな大きさになっていました。かなり大きくなってきたので、さすがにそろそろ限界だろうと思ってたら、1学期の間にまたいちだんと大きくなっていたようでして。
6月の水泳の授業のときはそれほどでもなかったけど、先日はほんとに水着がキツかったみたいです。
ただ、親としてホッとしているのは、どんどん大きくなっていくおっぱいに対して、とまどいとか、否定とか、恥ずかしいとかが無いことです。
部活から帰ってきたら毎日、「あづい〜……(-_-;)」とかいいながら、制服もシャツも全部脱いで、おっぱいまるだしで寝転がっています。
そのうえ、「いいだろ〜( ̄ー ̄)」とかいいながら、おっぱいをぷるぷるしてみせたりします。
そして、「ちっぱい!(^o^)」と言いながら、あたくしのおっぱいを触りにきます。
はあ、これ、たぶん母親に対するマウンティングですね。
たしかに五百蔵のおっぱいはぺたんこです。だってこのガキが、2歳になるまで朝晩吸ってましたから。だから、乳離れしたとたんにやる気がなくなったみたいで、ぺたっとなってしまいました。逆に言うと、老後にたれこける心配は皆無です。いいだろ〜!
いや、そんなことはさておき、体の成長を通して、親より強くたくましくなっている自分を認識できるのは、思春期としては多分健全な成長で、健全な親離れの段取りなんだろうな、と思っています。
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自分が子どものときは、みんながみんな、大きくなりはじめたおっぱいを隠すのに一生懸命だったから、うちの子のおおらかなおっぱい肯定は、なんだかうらやましいかぎりです。
クラスメートのおっぱい事情を聞いても「さぁ?」とかいうので、他人と比べる発想がそもそも無いようです。
五百蔵なんか、体育の着替えのときとか、気になってちらちら見てたんだけどなぁ……。
まあ、そんなわけだから、うちの子の目下の悩みは「まだ生理が来ない!」だったりします。なんかよくわかりませんが、生理になりたいみたいです。だからといって、だれそれははじまっている、とかてんで興味が無いようで。
けれども、体が大人になることをポジティブに受け止められるのは、幸せなことだと思います。
……でも、お母さんとしては、もうすこし身長が伸びてほしいので、あと2、3年は始まらなくていいです。
体の変化に対して、なんでこう明るくポジティブに育ったかは、よくわかりません。
もし、よその家庭と違っているところがあるとしたら、いまだに「おっぱい吸いたい」とかいうのを、何回に1回かはきいてあげていることかもしれません。
はあ、へんですよね……うちの子。
でも、五百蔵も6年生くらいまでおっぱいへの執着があったし、うちの母上もやっぱりそうだったので、これはもう、遺伝だと思ってあきらめています。
まあとにかく、キモは「子どものおっぱい好きを完全には否定しなかった」ことだと思っています。
また、五百蔵自身が、おっぱいがちいさかろうが全く気にしなかったので、体つきについて悩む、というモデルが子どもの中に無いのだと思います。
生理については、意図的に、生理になったことを隠さないようにしていました。子どもとお風呂に入りながら、ついでに下着の汚れも手洗い……なんて、日常茶飯事でして。日ごろから見慣れているおかげか、生理に対する嫌悪感や忌避感は無いようです。
また、たまたまですが、五百蔵は出産後は生理痛と無縁だったことが、生理はイヤなもの、というイメージを遠ざけたのだと思います。
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これらをあえてまとめるなら、「自分の体を否定しない」ということかもしれませんね。
母親が、自分の体をありのままに受け止めることができていたら、それを見て育った女の子も、大人の体へ変化していくことを楽しみに待つことができるようになるのかもしれません。
「お母さんのようになりたい!」と心の底から思えるようになるのかもしれません。
そうとでも考えないと、うちの子の「はやく生理になりたい!」っていうメンタリティーが、あたくしはさっぱり理解できません。
ですが、女性がありのままの体を受け止めるのを阻害しているのは何か。
それは、体つきで女性の品定めをする男性のまなざしです。
男性からの品定めの眼差しは女性にも転移して、体つきによるマウンティングがはじまります。
だからどうか、女の子が大人の体になることを健やかにに受けとめられるためにも、男性は自分たちの女性への眼差しを点検してみてほしいと思います。女性も、男性からの価値観にしばられてないか、自分を見直して見てください。
おっぱいの大きさが気にならなくなったら、世界がとても輝いて見えるようになりますから。
いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。