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【140字の日記】

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日々の情感の徒然書きです。
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#コラム

芽吹き、レジリエンス《140字以上の日記》

 義父も寄る年波にかてないのか、この数年、庭が荒れぎみになっています。サツキの生け垣もびっ…

うつの主治医と。最近、横になるより体を動かしたい気持ちが高まってきて、家事をすることも増えてきたけど、部屋の片付けだけはやる気が……というグチに、「ま、元気なときでも、イヤなことや苦手なことは手が出ないもんだしねぇ。うつなら、なおさらでしょ」と、にっこり。納得です。無理しません。

日曜日、子どもが「1週間学校休んでいい?」とかいいだして、案の定、翌月曜日は「お腹痛い」と欠席。が、今日はお腹が痛くても登校しました。しんどいから休むし、休んでエネルギーが回復したから登校したのでしょう。この「あたりまえ」のサイクルがあたりまえとして回る世の中であってほしいです。

去年から睡眠の質を改善する薬を飲んでいましたが、先月は忘れがちになり、今月に入ったら「忘れることがあたりまえ」になっていました。必要な薬は絶対忘れないけど、症状が改善され、必要がなくなった薬は自然と忘れる、だなんて、体はなんてかしこく健全なのだろう、と驚嘆するよりほかありません。

アンケート回答の選択肢が「はい」と「番号」しかなかった件《140字以上の日記》

 ほんとうにささいなことなんですけど、アンケートサイトに回ってきた、海外からのアンケートな…

今年も24時間テレビが終わりました。これまではどちらかといえば賛否の「否」の方の人でしたが、いざ自分も障害者手帳を持ってみると、「《無い世界》よりは《ある世界》の方が、たぶん優しい」と感じるようになりました。が、「施す人と貰う人の間の垣根」が旧態依然な所は、オワコンだと思います。

過労で倒れて以来、ほんのささいな体力作りでも負担で、翌日寝込んでいましたが、先月くらいから、階段を3往復する程度なら大丈夫になってきました。ここまで来るのに2年半。社会保障とは、ゆっくり体を癒やす安心を与える仕組みであってほしい。だって、時間さえかけたら体は勝手に治るのですから。

うつなので、洋服のタグを見るのがツラいです。《140文字以上の日記 》

 日曜日、ひさしぶりに服を買いに行きました。    ①部屋でゴロゴロできて、    ②その…

4月、子どもには生理が来たのに、もしかして閉経……と落ち込んでいたら、平成も残りあと2時間というギリギリにお出ましになりひと安心。来るたびに嫌だった生理が、いまやアイデンティティにびっくりするほど食い込んでいました。免許返納したくない高齢者の気持ちも、こんな感じなんでしょうね……

ベランダから藪を見ていて、オレ史上最大の野イチゴ発見。おもわずドン引きするくらい草木深い春の小道をかきわけ、万緑叢中の紅一点をゲット!人が暮らしてそこを歩けば藪に道ができ、人の暮らせる場となり、歩かなくなれば藪に返ります。もの言わずして僕の後ろに道を成さしめた野イチゴ、すげーぞ!

noteを読むのが精神的に重く、いい!と思ってもスキすらも打てない日が続いています。はじめは「もと通り」になろうと抗ってましたが、いまはレッセフェールです。「できない」のも心身の何らかのサインであるのは間違いななく、「できる」になれば心身は勝手に動きます。時を待つしかありません。

生まれてこのかた13年、子どもが四角いピアノに「アップライト」という名前があるのを知らなかった、ということが、今日発覚しました。興味がないから、名前は気にならなかったそうです。
興味がないものに対して、漠然とひとくくりでおわって、名前すらどうでもいい……って、なんだかこわいです。

アンケートで職業を問われると、とりあえず「主婦」と答えますが、いつも「これは正しくない」と感じます。たまに、選択肢に「病気・障害で働けない」という項目があるとほっとします。この世界に「病気や障害で働けない人」は「いない」ことになっているようです。こんなささいなことからわかります。

義父宅は裏の藪でたけのこを掘る、という究極の産直が可能です。が、実態は、たけのこを放置していると、地下茎が伸びてきて庭が竹藪になり、床下からたけのこが!という危機と隣り合わせ。だから、たけのこを収穫することで、義父は家を竹から守ってきました。春が来るたびに、数十年もの間、ずっと。