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野望は【丁寧なごはんを手抜きして作る】こと

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病気やアレルギーやメンタルが落ち込んでたりで日々の料理が苦痛な自分のための、毎日それなりのものを食べていくための、なにかコツのようなものを書いたり集めたりしたものです。 だってね… もっと読む
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2019年4月の記事一覧

義父宅は裏の藪でたけのこを掘る、という究極の産直が可能です。が、実態は、たけのこを放置していると、地下茎が伸びてきて庭が竹藪になり、床下からたけのこが!という危機と隣り合わせ。だから、たけのこを収穫することで、義父は家を竹から守ってきました。春が来るたびに、数十年もの間、ずっと。

たけのこの皮の重なり目は、着物の襟の重なり方と全く同じビジュアルです。だから、1枚ずつ丁寧に皮を剥いでいると、かぐや姫をヌードにしているような気分になってきます。それにこの重ね着具合い、剥いでも剥いでも中身が出てこないところは、まさに十二単……孟宗ならぬ妄想が姫を生んだのかも。

夫と義父が裏のたけのこを掘ってきたのが昼過ぎ。すぐにぜんぶ皮をむき、いましがた茹であがりました。めっちゃやわらかくて、めっちゃあまい。えぐみもぜんぜん残っていません。こんなに旨いたけのこは初めてです。目の前で掘ったものをすぐに料理するというだけで、ここまで味わいが違うとは!

タケノコはなにと組み合わせるか〜タケノコのソテー、ブルーチーズソース〜

旬の食材タケノコ。日本料理での定番はタケノコご飯や若竹煮といったところ。 共通する香り成…

うつのおかげで考案した時短料理

 先週、うつで料理ができなかった頃のことを書きました。  すると、いつも読んでくださって…

阿古真理
5年前
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白菜を蒸すだけで餃子感が楽しめる!?って、マジで興味津々……だけど、それ以上に、阿古さんがうつとたたかいながらたどり着いた「料理」であることが激しく尊くて、なんか、涙がじわる。

阿古真理さん《うつのおかげで考案した時短料理》
https://note.mu/acomari/n/n02b5891acfaa

不調で長文がかけなくなっていました。ひさしぶりにふと長くかけたら、ひさしいあいだ聴くのがしんどくなっていた交響曲が聴きたくなりました。しょぼかった晩ごはんも、おかず多めで出来ました。ということは、この三者はバラバラの事象ではなく、ひとつにつながっているのでしょう。脳の不思議です。

獲って、殺して、そのうえ、死体であることを忘れるくらいきれいにさばいてくれる人がいて。そんなふうに生々しい死を遠ざけてくれる人たちがいるから、毎日平気で肉と魚を食っている。

ワタナベアニさん《穀物の上に絶命した魚類を添えて。》
https://note.mu/aniwatanabe/n/nc1ab25b10885

料理はクリエイティブである

 今日はちょっと重たい話から始めます。もう10年以上前になりますが、料理と買い物が困難にな…

阿古真理
5年前
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頭と体が手をつなぐ場所~家庭料理の新デザイン・調理実習編~

わたしたちの暮らしは、これから豊かになるのだろうか。もし、豊かになるとすればそれはどうい…

有賀 薫
5年前
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夫がサラダを作るといって、アボカドを角切りに、新タマネギときゅうりを薄切りにした。え、その組み合わせ、味が想像できん……と横目で見ていたら「ドレッシングとか作って」と私にまさかのアウトソーシング!
ふつうの味では無理ゲーなので、キムチで和えたら「え!?」って……ほな、自分でせい!