音楽についてのnoteを集めます。ことばについてのnoteも集めます。どちらも、人間の鳴き声、歌声であるという点で、本質的に同じなので、分離するのが不可能です。
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2019年6月の記事一覧
6月16日。梶山俊夫「何百年という、時も場所も超えて、作者と見る側とがごく自然な呼吸で、同次元で交感することができる。ぼくもそんな絵が描けたら、それが一番の理想だと思った」
梶山 俊夫(かじやま としお、1935年7月24日 - 2015年6月16日)は、日本の絵本作家。 1962年、抽象画でシェル美術賞を受賞して渡欧し1年ほど滞在。再び家族での渡欧を計画中に、奈良時代の廃寺跡・国分寺跡を巡る旅で、「畑や田んぼのあぜ道を歩いている自分が、一番正直な我が身の姿」だと気づき、日本で絵を描こうと決心した。 国宝「鳥獣戯画」を見たとき、作者である鳥羽僧正が「絵巻を挟んで向こう側に座っていって、じっと見ているような気がした」。同行の福音館書店の編集者に
6月8日。観世栄夫「伝統というのは、壊しても壊しても残っていくもの。ぶち壊すという意味じゃなくて、昨日つくったものを反省して先に行く。その中で残ってきたものが、伝統なんじゃないか」
観世 栄夫(観世榮夫:かんぜ ひでお、1927年8月3日 - 2007年6月8日)は、シテ方観世流能楽師、俳優。 東京音楽学校(現・東京芸大)本科能楽専攻中退。22歳で「喜多流の身体をつくるメソッドに魅力を感じた」とし1949年観世流から喜多流に移り、名手・後藤得三の芸養子となり、十四世喜多六平太、十五世喜多実に師事する。1958年能楽界を離脱し、演出、俳優に専念していたが、兄・寿夫の尽力もあって1979年に観世流に復帰する。京都造形大学教授を長くつとめた。世田谷・九条の会