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DEWKSが初めてベビーシッターを使ってみた

うちはいわゆるデュークス【DEWKS】の家庭。育児しながらの共働きのことで、double employed with kidsを略してそう言うらしい

上の子が4歳、下の子がもう少しで2歳になるが、二人とも男の子でエネルギーが日に日に増していて、今までは自分が育休をとったり時々祖父母の力も借りながらなんとか自分たちで乗り切ってきたが、お互いフルタイムに近い働き方を続けてきて、そろそろ限界…ということで、今回初めてベビーシッターのサービスを使ってみた。

もともとは、二人目が生まれてからずっとこの話は出てきていたが、なかなか「すぐに使おう」とはならなかった。
いくつか理由はあるが、主には「知らない人が家に入ることへの抵抗感が夫婦どちらかにある」「頼もうとしても、一番頼みたい時間が合わない」「人が少ない」といったあたりだが、実は無意識で感じていたことが一つ。
それは「ベビーシッターを頼むことで、自分はダメな親になってしまう」という変な思い込み。全部自分でやらないといけないという夫婦の親世代からの刷り込みが本当に強くて、「お金で解決していいんだっけ?」という問いかけに、自信をもって答えられなかった。

だけど、専業主婦が当たり前の時代ではないし、堀江さんも言ってたけど昔は保育園すら普通ではなかったわけで、こういうのは使われ出すと時代のスタンダードになることもあるわけで、使わないまま意味のないサービスと決めるのはもったいないと思い、意を決してシッターの依頼をしてみた。

いくつかサービスはあったが、普段から様々な場面で発信の多い経沢さんの理念に共感してた部分もあって、初めはキッズラインを使ってみることにした。何人か候補はいたが、普段経沢さんが言っていることに一番近しいことをプロフィールに書いていた染谷さんにお願いすることにした。

経沢さんは元リクルートだからか、ビジョンをよく掲げて発信しているが、染谷さんも似たようなスタンスで向き合っているようだったので、最初のスタートでは「今後も使いたくなるサービスを体験したい」という思いがあったので、理念との共感を優先して選んでみた。

結果、体験を通してとても良い実感をさせていただいた。
そこで感じたことをメモ。

①やってみないと、真に何を任せたいかはわからない

サービスを依頼したときはいったんシッターにしたが、家事代行も選べる仕立てだった。が、こどもとのコミュニケーションの中で、何が一番大切かを決めきれてなかったので、結局来てもらうまではずっとモヤモヤ。だが、使ってみて、改めてこどもの面倒を見てもらいたい!と依頼したいことが明確になった

まず、日常生活に登場する大人が多い方が、こどもにとって人生が豊かになりそうだという感覚を覚えたこと。また、週に1度くらいは、いつもと違う流れで家の中で生活することが自分にとってリフレッシュになることに気づけたこと。これは、やらない限り、気づけなかったことだ。

②ダメな親どころか、いつもより優しい自分がいる(笑)

いつもはワンオペで余裕なく、ちょっとしたことでも叱りがちな魔のお迎え〜寝かせつけ。今は週に2-3回はお迎えに行ってるので、なんだかんだ子供にとってはせかせかしてる自分のリズムにはストレスも感じてたと思う。
こちらも、家事もやりたいが育児もちゃんとしたい!と思うからこそ、どちらも中途半端になっていつもイライラしてた。

が、今日はそこのサポートをしてもらって、心の余裕が自然と生まれ、いつもより優しくなれた。これを、ダメな親というのだろうか?

こどものことを考えるなら、自分がご機嫌でいることは結構大切なことだと思う。そのうえで、今日の自分は果たして誇れない自分なのだろうか?と考えたときに、「やったことない側からの問いには、やってから答えるべし」と考えればよいのだとスッキリした。

③普段より家事のスピードがさらにあがる
これは人によると思うが、シッターでお願いすると、親は家事中心になる中で、めちゃめちゃ捗る1日だった。もとから家事はそんなに嫌いではない(家事はマインドフルネスに通じるので、フローに入りやすい)というのも一部あるかもしれないが、「家に誰かがいる」という一種の緊張感が、自分を駆り立てる機会になった。逆にいうと、仲良くなりすぎてしまうと、せっかくの機会を有意義な時間にできない気がした。

※ちなみに今回は金曜の夜に使ってみたが、ほんとは別の曜日にしようかと思ってた。が、妻から「土曜の朝に、家がスッキリしていることの嬉しさ」を伝えられて、これはこれで価値があることを確認できた。

と、書きたいことをつらつらと書いたが、
率直にこうした文化がDEWKSの多いエリアに根付いてほしいなと思った。
とはいえ(堀江さんの言葉を借りれば)育児師が増えるには、もちろん資格制度もだけど、「自分にできるのか?」という漠然とした不安を除くことが大切だと感じた。
地元で働けて、自分が向いている仕事で、それなりに稼げることは、本人にとっても地域にとってもいいこと。

だとすれば、何が自分にできるのか、改めて考えてみようと思った一日だった。

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