[コラム]良い家庭教師の探し方

家庭教師の学歴はあまり関係ない

家庭教師の学歴(偏差値)は、高ければ高いほど良いと思っていませんか? 実のところ、学歴はあまり関係ありません。

スポーツ選手で考えてみてください。一流選手が必ずしも名監督になっているわけではありませんよね? それと同じことです。

偏差値が高すぎる先生は、勉強ができすぎるため、生徒がどこでつまずいているのか、なかなか理解できないものです。また、落ちこぼれた生徒がどれほどみじめな気持ちなのかも想像できません。

家庭教師の学歴は、高ければ高いでそれは大いに結構です。しかし、学歴だけを決め手にするのは大間違いです。家庭教師を探す目的にもよりますが、一般論として学歴はそこそこあれば十分です。


家庭教師の実績は眉につばをつけて聞き流そう

家庭教師の実績にこだわる親御さんも少なくありません。しかし、家庭教師の良し悪しと実績もあまり関係はありません。

自らの実績を誇らしげに掲げている先生もしばしば見かけますが、よく考えてみてください。その実績は、本当にその家庭教師の実績といえるのでしょうか?

例えば、難関を突破した生徒さんがいたとします。その生徒さんが合格した最大の要因はいったい何でしょうか?

どう考えてみても「生徒さん本人の努力と才能」が一番の要因でしょう。その次に大きな要因は「家庭環境」です。どれほど才能があったとしても、適切な環境がなければ才能は開花しません。成功の要因は、だいたいこの2つで70~80%は占めてしまうのではないでしょうか?

学校、塾、家庭教師が占める割合はせいぜい20%、どれほど多く見積もっても30%といったところでしょう。教師の功績などその程度のものなのです。


逆に言うと、家庭教師に過度な期待は禁物ということでもあります。家庭教師は生徒さんに正しい方向を指し示すことはできますが、その方向に向かって前へ進むのは生徒さん自身です。いくら優秀な家庭教師でも、生徒さん本人の努力と親御さんの協力なしに成績を上げることはできないのです。


家庭教師の経験もあてにならない

家庭教師の実績と同様に、家庭教師の経験を気にされる親御さんも少なくありません。少しでも安心できる材料が欲しい気持ちはよく分かります。しかし、経験もそれほど大事でしょうか?

例えば、キャリア10年、20年にも及ぶ学校の先生を思い浮かべてください。確かに経験は豊富です。しかし、教える能力については疑問があります。

経験豊富なはずの学校の先生は、分かりやすい授業をしていましたか? 授業は面白かったですか? 興味を持たせてくれる授業でしたか? むしろ、学校の先生のせいでその科目が嫌いになったという人は多いのではないでしょうか?


教育とはきわめてクリエイティブな仕事です。

クリエイティブな世界に必要なのは、創意工夫をもって臨機応変に対応できる能力です。この能力は、経験で身に付くというより、どちらかと言うと、持って生まれた才能に依存する能力です。

それゆえに、この道何十年のベテランより、最近始めたばかりの学生家庭教師のほうが優秀ということは十分にありえます。だいたいベテランであることを大げさにアピールしている先生は、本当は教育以外の世界では通用しなかっただけの人ということは往々にしてあります。教育業界によくいるタイプです。


結論、家庭教師に必ずしも経験は必要ではありません。たとえ未経験で多少おぼつかないところがあっても、生徒さんのために努力を惜しまない誠実さがあるなら、そういう方こそ良い家庭教師です。

ただし、最難関の中学受験や医学部の受験など、やや特殊な分野に限って言えば、多少の経験がないと指導は難しいかもしれません。もっとも、どの分野であっても勉強の本質は変わらないとは思いますけれどね。


結局、何を基準に決めたらいいの?

生徒さん本人と相性の良い方を選んでください。フィーリングは意外と頼りになります。感じの良い方を選んでください。学歴、実績、経験は二の次です!

あと、最高の家庭教師を一発で見つけようとしないことです。合わないと思ったら、契約を終了すればいいのです。一発で最高の教師を見つけようとするから、学歴、実績、経験などのお飾りに惑わされてしまうのです。

時期をずらして何人かの家庭教師にお願いしてみて、その中から最適な家庭教師に継続してもらうという方法はいかがでしょうか?


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