「奉仕するリーダーが成果を上げる! サーバント・リーダーシップ実践講座」を読んで。
「サーバント・リーダーは、スキルや方法論ではなく哲学なので、
実践する人によって、さまざまな解釈が存在する。」
ふむふむ。ふむふむ。
私の中で、この一文だけでも、ずいぶんスッキリする。
ガチガチのスキルでなく、”あり方”に近い感じがして、私の中にすっと入ってきやすい。
もう一文好きなフレーズがあって、
「ただの「いい人」がサーバント・リーダーなわけではありません。
サーバント・リーダーシップはあくまで「リーダーシップ」であり、
サーバント・リーダーはあくまで「リーダー」なのです。」
そう考えると、サーバントは、doing、やり方に近くて、
リーダー、リーダーシップは、being、あり方に近いのだろうな。
「あり方は一つ、やり方は無数。」
この言葉ともリンクしてくる。
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書籍の中で、サーバント・リーダーとして、様々な著名人が出てくる。
元なでしこジャパンの監督の佐々木則夫氏、元サッカー日本代表監督のザッケローニ氏、
元日本代表の長谷部誠選手、元中日ドラコンズ監督の落合博満氏、元阪神タイガース監督の故星野仙一氏、
ガンジー、シュバイツァー、賀川豊彦などなど
ただ、この方々全員、サーバントの方法は違う。
共通点は、方法は違えど、
「人を大切にする。」
そこなんだと思う。
そして、相当な大義やビジョンを持たれたリーダーで、強烈なリーダーシップを発揮される方々なんだと思う。
人にやさしくするのも、大切にする方法。
人を叱咤激励するのも、大切にする方法。
「あり方は一つ、やり方は無数。」だよね。
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また、書籍では、サーバント・リーダーには大きく2つの要素があるとして、
一つは、「本来こうありたい。」「もっとこんな社会を作りたい」
という大義ある理想やビジョンを描くこと。
もう一つは、それを実現するために人を巻き込み、その人たちが活躍できるように奉仕すること。
そう定義している。
サーバント、つまり「奉仕する」のフレーズだけ拾ってしまうと、何かへり下った感じがするけど、
あくまでも、大義やビジョンがあることが前提(ビジョナリーの側面)で、
それを実現するために、周りを束ねたり、力を引き出したり、サポートして(サーバントの側面)、
大義やビジョンを達成する。
そして、サーバント・リーダーに求める、ビジョナリーの側面として、
・概念化
・先見力、予見力
サーバントの側面として、
・共感
・癒し
・納得
・執事役
・コミュニティ創り
・人々の成長に関わる
共通の項目として、
・傾聴
・気づき
と分かりやすくまとめらている。
このバランスを見ると、サーバントの側面の項目多く、
やはり、人にサーバントするのって、多様性もあるから、様々な引き出しが必要なんだろうなと改めて思う。
そう考えると、
「人を大切にする。」
そこが、サーバントのポイントになってくると、私は感じる。
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と、ここまで本を読んで、言語化しながら、
「人を大切にする。」
この言葉が、パッと印象に残り、
私が心から尊敬する恩師が思い浮かぶ。
大義・ビジョンが分かりやすく、強烈なリーダーでありながら、
一方で、めちゃくちゃ、人を大切にしてくれる、サーバントの要素がすごくて、
しかも、そのサーバントの感じが、一人ひとりの個性に絶妙に合わせてくれている。
まさしく、私の中の、サーバント・リーダーのモデルとなる方。
この書籍を読んで、また、恩師への憧れが強くなったし、
私も、大義・ビジョンを持って、人を大切にする人でありたい、
改めてそう思えた。
、、、言語化してスッキリ☆☆
これからの時代、一人ひとりがサーバント・リーダーシップを発揮できると、
もっともっとお互いを大事にできるのだろうな。
私なりの、サーバント・リーダーシップを模索していこう♪
さぁ、明日もガンバルンバ