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ハリー・ポッターしか読まない自称「読書家」

僕が普段接する子たちは、
基本的に、いわゆる「おバカ」。
字は汚い、算数できない、漢字書けない。

珍しく真剣に新聞読んでるなーと思っても、
声を掛けると実は全く読めてない。

なんてことはよくある話。

だから当然、本なんて読みゃあしないのです。大抵は。

ただね、
本好きで、そして「読書」が子どもに及ぼす影響たるや下手な授業の何倍も大きいと信じる僕は、

読ませたいのです!

とにかく本を。小説を!!!

で、アノ手コノ手で勧めんですよ、読書を。
それはもうヤクルトレディーのようにさわやかに、
セールスドライバーのように熱心に。

するとさすがにチラホラと本を手にする姿が見られるようにはなるんですけどね…

黙ってるとほぼ百パーでハマる罠があるのです。

それが…

『ハリーポッター』

もうね、これにハマると抜け出させるのに一苦労。
最後まで頑なにこれだけ読むやつもいる。

まじで9と3/4番線から魔法学校行きやがる笑

いやね、面白いのは知ってますよ。
読むことに害はないですよ。

ただね、

なんでそんなにどいつもこいつも魔法の世界にハマるのか!?

僕にはそれがわからんかったとです。
だってあのデカい本を、
何冊も何冊も読み通し、
やっと終わったかと思いきや、

また読み直すんですよ!???

謎だと思いません?
別にハーマイオニーもエマ・ワトソンじゃないんですよ?文字だから。

と、かれこれ4年、ずーっと疑問に思ってたらね、
あるとき発見したんです!


彼らを魔法の世界から抜け出せないようにしている魔法の正体を!

…いや、実はね、僕読んだことなきったんです、『ハリーポッター』。
世の中の雰囲気と映画の良さで、
「確かに面白い話だなー」って思ってただけなの。

で、

試しにこないだ開いたんですよ。
仕事の合間にたまたま手の届くとこにそれがあったから。

一目でわかりました。魔法の正体。

あの本、

すべての漢字にふりがな振ってあるんですね!!!

そしてところどころ、呪文とかが太字になってる!!!

そう、つまり、


想像を遥かに越えて学力も集中力もない彼らには、
『ハリーポッター』は読めるけど、他の本は難しすぎて読めなかったんです!!!

そりゃ、

「いやこれだって勉強になりますよ」とかなんとか言いながら、
手放さないわけだよなぁ。

これにはホントに驚きました。

というわけで、

「なぜ彼らは魔法の世界から抜け出さないのか」

でした。

ご一読感謝。

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