発展の対価

この本を読み始めました。全部読んだらまた感想を書くかもしれませんが、「ファーストインプレッションで」す。

よくあるタイトル邦訳がちょっと違ってるやつで、直訳だと「死に向かう文明 発展の対価」といったところでしょうか。

公害とかみたいな、文明の弊害の話を書いている本みたいですが、ちょっと読むと、作者自身が文明に対する過剰な期待に裏切られた気持ちが感じられます。人間がやることなので、医療も、ITも、ものづくりも、全部プラスとマイナスが等しくあるものなはずと思うので、発展の対価をいまさら強調しなくても・・・という気持ちです。

個人的には「発展」は等価かそれ以上のマイナスを人類にもたらしているというのは自明だと思っています。どんなに発展してもマイナスと釣り合っているから幸福度はあんまり上がらないということです。

もちろんSDGsを盲目的に推進する国連みたいに、一部の「発展=幸福」と考える勢力には読んでほしいですが、もうちょっと気楽に考えたらいいじゃんと思います。

ちなみに、私は科学技術もITもどんどん進めたらいいと思っています。どんなにマイナスの事象が起きたとしても、宇宙に行ったり、大きな風車がたくさん立ったり、太陽光パネルで埋め尽くされる土地をみるほうが「未来」に生きている感じで「ワクワクする」からです。「ワクワクしない」人生は生きていても意味ないかなあと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?