情報技術室#3: 「プロパガンダ・モデル」 <ー 情報操作モデルのお話

今回は「プロパガンダ・モデル」 についてコメントさせて頂きます。そもそもこれはどいう意味?

「プロパガンダ・モデル」: ノーム・チョムスキーさんとエドワード・S・ハーマンさんのの共著である「マニファクチャリング・コンセント」において示された概念です。 

一言では、メディアが誠意・善意に基づいて無自覚的にプロパガンダに加担することを通して、民主主義がコントロールされる過程を解明したものである、とのことです。

聞くも、恐ろしいです。

「プロパガンダ・モデル」には5のフィルターに分類できるそうです。

第1フィルター:マスメディアの規模・所有者・利益志向
*利益共同体の他大手とつながっり、利益を生む、批判ジャーナリズムなどどうでもいい、利益優先を共同体の結集

第2フィルター:広告という営業認可装置
*第1フィルターと同じように大手広告主と利益でつながっている

第3フィルター:マスメディアの情報源
*第2フィルターを達成するために、エリートたちが共謀した、情報源を持つ。 具体的には、政府、大企業がニュースの影響力を使う。それを達成するために特別な情報「スクープ」などを提供する。都合の良い専門家の意見などをばらまく。

第4フィルター:利益につながらない主張は排除
*書いてある通りですね。

第5フィルター: 共通の敵を生む
*第4フィルターを達成するために、共通の敵をでっちあげる。

で、同じ考えをもつ群衆の出来上がり。 これで最終段階へ移行しメディアが都合の良いように(自分たちに利益の出るように)洗脳して行く。

この過程が完成した国がある事に気づきませんか? 誰が指揮しているのかはしりませんが意外と理論に基づき「やってくれてます」ね。

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