ベイスターズドラフト回顧 1972年

第8回ドラフト会議

1位 長崎慶一
2位 杉山知隆
3位 田代富雄
4位 益山性旭
5位 矢野俊一
6位 佐藤龍一郎
7位 清水透

1972年ドラフト会議の大洋のくじ引き順番は1番でいわゆる「いの一番」。そこで指名したのが法大で第1回日米大学野球の日本代表にも選ばれた長崎外野手でした。高校時代に阪神から指名されたこともある逸材が入団したのです。長崎はその後首位打者獲得するなど活躍しますが、阪神に移籍して代打の切り札として日本一に貢献して現役を終えます。2位の東芝杉山も専修大から東芝というエリート街道の投手で先発ローテに入ります。日本ハムに移籍してからは2桁勝利をするなど活躍しました。3位は藤沢商業の田代です。タイトルこそ獲得できなかったものの通算278本塁打で大洋の主砲という人材でした。大洋で活躍した選手の背番号はローズ23、遠藤24、松原25、田代26、平松27と20番台が多いことを象徴する選手でもあります。4位の福島商業益山は入団拒否で帝京大から阪神にドラフト1位で指名されます。有名なパンチョ伊東さんの「性はセックスの性」というフレーズで指名された選手です。7位の河合楽器清水選手は一度大洋の指名を断った選手ですが内野の控えとして活躍しました。長崎、田代の活躍が70年代後半から80年代前半の大洋では重要だったことは言うまでもありません。


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