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ハマのヘラクレス 細川成也

52 細川成也とは?

神奈川県厚木市で出生後に、茨城県北茨城市へ転居しました。中学生時代には野球部へ所属していましたが、3年生の時に、陸上部顧問の勧めでやり投げに挑戦。わずか3ヶ月の練習でジュニアオリンピックのジャベリックスロー(小中学生向けのやり投げ)種目へ出場したところ、77.42mの投擲で中学生記録を達成し、2位へ入りました。この結果を受けて、JOCからやり投げの強化指定選手に誘われましたが、細川は野球を続けました。明秀学園日立高校への進学後は、3年春の高校野球フェアでは、打球が開催地・長良川球場の外にある建物の屋根を直撃する本塁打(推定飛距離150m)を放つなど、6試合で5本塁打を放ち、一躍注目されました。また、投手としてもストレートで最速146km/hを計測。エースとクリーンアップの「二刀流」で臨んだ3年夏の選手権茨城大会では、チームを創部以来初めての決勝進出に導きましたが、常総学院高校に敗れました。16年ドラフトでベイスターズが外野手として5位指名しました。17年はフレッシュオールスターに出るなどファームで活躍し、114試合の出場で規定打席に到達し、打率.201ながら10本塁打、33打点を記録しました。10月には一軍の公式戦に出場し、初打席初本塁打。しかもデビューから2戦連続で本塁打するなど強烈なデビューを飾りました。CSでも打点をあげるなど活躍し、日本シリーズでは7打数3安打2四球1打点の活躍でした。日本シリーズでの高卒ルーキー初打席初安打は西武工藤以来35年ぶり2人目でした。18年は前年のレギュラーシーズン最終盤以降の活躍を背景に、春季一軍キャンプから一軍の正右翼手候補に挙げられていましたが、開幕二軍スタート。イースタン・リーグでも前半戦は三振を重ねるなど振るわず、7月には二軍首脳陣の方針で「強化月間」として一時的に実戦を離れました。実戦復帰後に2打席連続本塁打を放ち、9月11日にシーズン初の出場選手登録。一軍公式戦では11試合の出場で、打率が.222にとどまる一方で、本塁打と二塁打を1本ずつ記録しました。19年は春季の一軍キャンプで首脳陣から高い期待を受けていましたが、3年連続でシーズン開幕を二軍で迎えました。イースタン・リーグ公式戦では、開幕から4番打者に起用されると、6月にスカパー!ファーム月間MVP賞を受賞。一軍には7月6日にシーズン初昇格すると、計36試合に出場。打率.222、1本塁打という成績を残しました。イースタン・リーグ通算では、規定打席未満ながら、チーム最多(リーグ3位)の15本塁打、打率.293、OPS.904という好成績を収めました。

怪力俊足

細川は高校時代に対外試合で通算63本塁打を記録しています。手動計測ながら50m走のタイムで最速6秒2を記録したほどの俊足と、遠投で100メートルを記録したほどの強肩の持ち主でもあります。ベイスターズ入団直後の筋力測定では、ベンチプレスで130kg、スクワットで230kgを持ち上げるなど、直近30年間に高校から入団した新人選手としては最高の数値を記録しています。入団当初は、バッティングにストレートへの強さが見られた一方で、緩い変化球への対応に苦慮していました。2年目の「強化月間」を境に、投球をなるべく身体の近くまで引き付けたうえで、逆方向へ打球を放てるように意識しているそうです。

入団4年目

20年は入団4年目で同期生が大学に入っていると4年になる年です。ファームでは圧倒的な力を見せているだけにこのオフ即戦力として大学から入ってくる同期生へのアドバンテージを見せる活躍が欲しいところです。

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