もやもや解消?ベイスターズ

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

勝率5割前後から抜け出せないから脱出か?

今シーズンのベイスターズを象徴するのが好調の7月勝率5割に乗せてこれからという時に阪神に3連敗した前半戦最後のカードでした。調子が出てきたところで連敗。勝率5割~借金5ぐらいまでの間を行ったり来たりするベイスターズ。調子がいい時に突き抜けて欲しいの突き抜けることができないモヤモヤした感じが残りました。8月に入りようやくこの状況から脱出しそうな感じです。

三浦監督のコメントにモヤモヤ

DeNAが親会社になってからベイスターズの監督は勝っても負けても試合後の監督会見をします。監督にとって負けた試合後のインタビューは拒否したいものですが辛くても必ずインタビューに答えるために三浦監督のコメントにモヤモヤすることがあります。例えば2022年7月22日の阪神戦に敗戦した後の三浦監督のコメント「長打警戒で2発は痛かった」というスポーツニュースの解説者のような客観的すぎるものです。ファンが期待するチームの様子が見えてきません。オースティンの復帰についても「1軍昇格時期についてはまだ、決まってません。肘の状態を見ながらです」と当たり前の答えで面白味がない感じです。三浦監督の感情とかそういったものが見えないのでモヤモヤしてしまいます。首脳陣、選手、フロントへの配慮が当り障りのないコメントになっているのかもしれません。

昔の名将はいじめっ子のようなコメント

昔の名将と言われる人は負けた原因を選手やフロントのせいにするコメントをマスコミに発言する人が多かったです。2001年FA権を行使した谷繁はベイスターズに残りたかったのに当時の森監督に「あのリードで、よく正捕手が務まってたな」とマスコミを通じて言われたり、ベンチの後ろで聞こえよがしにリード批判をされたことで退団を決めたと言います。広岡達朗も西武監督に就任すると主力選手に「給料泥棒」「引き際を考えろ」とマスコミを通じて批判、いじめっ子のようなコメントをしていました。昔はこういったきつい物言いで反骨芯を煽るということがあったのかもしれません。昭和の時代はいじめはいじめられる側に問題があるというパワハラ教育でしたからこういった暴力型名将がいたのも頷けます。三浦監督のお行儀のいい発言にモヤモヤしますがいじめタイプの監督でないのはいいことかもしれません。

ようやく結果が出始めた?

8月に入り三浦監督の下でようやく結果が出始めました。大きいのは先発投手陣の安定です。コロナや軽い故障からの復帰、トレードや新入団での起用に慎重な球団方針で、三浦監督も選手起用に悩むところですが、選手層が厚くなる起用が増えてきました。また走塁をはじめ、戦略的な野球が選手に浸透してきました。三浦監督は「広岡野球」、「森野球」、「野村ID野球」といった監督が前面に出て優勝する野球は選手が可哀そうだと考えています。そのため勝ってもコメントは「選手のお陰」、負けた時は「監督の問題」(たまには選手のプレーに疑問を呈すもののバカ呼ばわりはしません。)として選手主体のチームであることを強調します。この辺りは非常に好感が持てます。高津監督もそうですが、昭和時代のイジメ野球、暴力野球に苦しんだ世代の新しい野球が生まれようとしている気がします。

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