労働生産性の向上は、「やらなければならないこと」と「やらなくてもいいこと」を明確にすること。_ロジラテ思考
昨今、働き方改革の推進が叫ばれ、その柱のひとつである「労働生産性の向上」が重視されています。
短時間で高い価値を生み出すことなのですが、高齢化社会に加速しているこの国で、具体的に何をすればいいのかピントきませんよね。。。。
今日は、高齢化社会の日本で、労働生産性をどうやって上げていくのかお話したいと思います。
1.この国で、本当に労働生産性向上なんてできるんだろうか?
1)労働生産性向上とは、イノベーションを生み出すこと
政府は、生産性を上げてイノベーションを生み出し、さらに就業時間を減らして「豊かな生活」を手に入れることをPRしています。
しかし高齢化が進むこの国で、果たして政府は本当に生産性向上が実現できると考えているのか、甚だ疑わしくなってきます。
従来の働き方は
「がむしゃらに働いて、成果物をアウトプットする」です。
これをやめて
労働生産性をあげた働き方にシフトしようとしているのですが。。。それは
知識、知恵を活用して労働の質を高め、短時間で高い価値をアウトプットしようということです。
しかし、現実には二つの大きな問題があります。
一つ目は、高齢化社会です。
労働生産性をあげるということは、高い集中力と持続力が求められますが、歳を重ねていくと持続力は明らかに落ちていきます。
二つ目は、生産性を上げたとして、給料があがらないということです。
それでは余暇の時間を手に入れたとしても、「豊かな生活」なんてあり得えません。
では、なぜ給料が上がらないんでしょうか?
答えは簡単です。
企業にイノベーションを起こす力が無いからです。
質の高い製品やサービスも生まれないので、利益が上がらないのです。
2)高齢化社会でもイノベーションは起こせます。
イノベーションを起こすには、高い集中力が鍵となります。
では、もう日本はイノベーションを起こせなくる国になってしまうのでしょうか?
わたしは決してそうではないと思います。
これからお話することは、集中力にも幾つか種類があるということです。
一般的に集中力とは、
1)高い思考力を
2)いかに持続し
3)新たな着想を巡らせるか
ですが、この3つの要素の使い方次第で、イノベーションが起こせるという考え方です。
2.どうすれば、高い集中力を得られるか?
読者にひとつ質問します。
自分の興味のあることに没頭して集中力が高まったとき、時間の観念が消え去り、一日が一瞬のように思えた経験はありませんか?
私事ですが58歳の時、「ゴルフで覚えるドラッカー」のアイデアを着想したとき、そんな感じだったことを今でもはっきり覚えています。
この時の自分を、スポーツメンタルコーチングセミナーで学んだ「タイムマシン メソッド」で、自分を観察してみました。
※タイムマシン メソッドは以下URLにて参照してください。
「新発見!アスリートの「メンタルコーチング」は、ビジネスの成長原理に通じます_ロジラテ思考|ロジラテ思考マネジメント教室 飯田利男|note」
今やらなければならないことを明確にする
今やらなくてもいい事を明確にする。
「やらなければならないこと」、「やらなくてもいいこと」が明確になると一切の不安もなくなり、「やらなければならないこと」に集中力が一機に高まりました。しかも、自分の大好きなゴルフのことなので尚更です。
これが集中力が高まり「時間の観念が消え去り一日が一瞬のように思える」ようになることです。
3.高齢者は、狭い範囲で集中力を使えば、イノベーションを起こせます
もちろん、高齢者と若い世代の人達の集中力の質は違います。
若い人達は、自分の興味の外にあることでも、指示されれば高い集中力を維持できますが、高齢者になると広い範囲のことに集中力を維持することは難しくなってきます。
しかし、自分が興味をもった狭い範囲の事であれば、「やらなければならないこと」、「やらなくてもいいこと」を明確にするだけで、かなり高い集中力が維持できるようになります。
将来、日本が考えるべき働き方改革が求められることは多様化です。
イノベーションの起こし方も多様化させていく必要があると思うのですが、皆さん如何お考えでしょうか?
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