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療育センターを訪れた体験 ~娘とともに一歩ずつ歩む成長の道~


療育センター訪問のきっかけ

先日、双子の娘を療育センターに連れて行きました。
療育センターへの訪問を決めたきっかけは、普段の娘の様子や学校の先生からの提案があったからです。

娘の行動や反応に少し気になる点があったこともあり、親として何か支援ができればと思い、療育についての相談を決心しました。
しかし、初めての予約を入れる際、半年先の予約しか取れないと聞いて驚きました。こんなにも多くの親が同じように療育支援を必要としているのだと思うと、改めてその重要性を感じました。

訪問当日の印象

当日、療育センターに到着すると、まず施設の雰囲気にホッとしました。建物が幼稚園と併設されており、子どもたちの元気な声が聞こえてくる環境は、まるで遊びに来たような感覚で娘も緊張せずに入ることができました。病院のように白く清潔なイメージとは異なり、温かみのある内装と多くの遊具が整えられ、病院らしさを感じない作りが、娘に安心感を与えてくれたようでした。

実際の療育内容としては、今回は問診が中心となりました。医師や専門スタッフの方々から、「生まれた頃から現在までに、気になる行動はあるか」「音への反応はどうか」「新しい環境での行動はどうか」「幼稚園や小学校での様子は?」といった質問が細かくありました。そうした一つ一つの問いかけに丁寧に答えていく妻を見ていると、改めて娘の成長を振り返る機会となり、記憶に残る大切なひと時となりました。

ステップファミリーとして1年ほど前に参加した私にとって、娘たちの小さい頃の様子や苦労した点については、以前妻から話を聞く機会が多くありました。しかし、今回の療育センターでの問診を通して改めてじっくりと聞くことで、妻が一人でどれほど頑張ってきたか、その大変さがより深く理解できた気がします。「よくここまで育ててくれて、私たちに出会わせてくれた」という感謝の気持ちが湧き上がり、もし自分が娘たちの幼少期からそばにいられたなら、もっと多くの幸せをもらえていたのではないかという思いも感じました。

ステップファミリーには親子間に「埋まらない溝」があることも少なくないと耳にします。しかし、私たちの関係は、そんな不安をまったく感じさせないほどの信頼と支え合いで成り立っています。療育センターでの丁寧な問診を受ける中で、家族としての強い絆を実感し、娘たちと共に新しい日々を紡ぐ意義を改めて感じました。この問いかけを通じて、彼女たちの成長をこれからも一緒に見守り、支えていきたいという気持ちが一層深まりました。

発達障害と社会との関係

先生が質問を投げかけるときに「発達障害」といったデリケートな言葉を慎重に使っている様子が印象的でした。親の中には、自分の子どもが発達障害と診断されることに不安を抱く人も少なくないでしょうし、その配慮に感謝の気持ちが湧きました。

私自身も娘の特性を障害と捉えるのではなく、彼女の個性として理解し、サポートしていきたいと思っています。
センターの先生が「お子さん自身に障害があるのではなく、社会との間に“障害”がある」と説明してくださり、その言葉が心に響きました。
娘が自分らしく社会に溶け込んでいけるよう、環境を整え支えていくことが親としての役割だと改めて感じた瞬間でした。

娘の反応と当日の印象

娘も最初は緊張していましたが、たくさんの本やおもちゃが用意されていたおかげで少しずつリラックスし、自分の好きな遊びを見つけて楽しそうに過ごしていました。問診中はうまく自分の気持ちを話せない部分もありましたが、それでも親や先生に理解してもらえたことで、自己肯定感が少し上がったように見えました。

今回の訪問を通して、療育センターが単に診断を受ける場所というだけでなく、娘の成長や適応をサポートする場所であると実感しました。療育の先生からは、子どもが今どんな困難を感じているのかを一緒に考え、具体的な対処方法までアドバイスをいただきました。「こういう場面ではこんなふうに声をかけてみるといいかもしれません」と教えていただいたことを、さっそく家庭でも試してみたいと思います。娘も「お父さんやお母さんが分かってくれた!」と感じたようで、これまで伝えにくかったことが伝わったことに喜んでいる様子でした。

今後も定期的に療育センターを訪れながら、娘の成長を見守り、彼女がもっと生きやすい環境を整えていけたらと考えています。
療育を受けることで、娘が少しずつ社会に馴染みやすくなり、ストレスの少ない生活を送れるようにと願っています。
親としても、新たな気づきを得られ、これからの日々に向けて心強いサポートが得られたことに感謝しています。

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