あなたは長距離の運転手さんをどのように見ているでしょうか?

気性が激しく、荒々しい印象でしょうか?

それとも、道を譲ってくれる、優しくたくましい人でしょうか?

私も長距離ドライバーでした。

童顔で、同じドライバーからは舐められるような存在でしたが、ただトラックの運ちゃん。というだけで、一般の人からは、怖がられる存在だったようです。

確かに荒々しい運転や日頃の振る舞いは、多少していたかもしれませんね。

私は父親も長距離のトラックドライバーで、ずっとこの仕事に就くのだと、小さい頃から決めていました。

母親からは、

『運転手なんて言う、雲助稼業はいつでもできるのだから、まじめに勉強しなさい。』

と、ずっと言われてきましたが、

親の言う事を聞く。と言うことはしませんでした。

トラックの運転手の評判

世間の評判は凄く悪い

ですが、

実はですね、

トラックドライバーとは、

ビジネスで言うところの、

自己スケジュール管理の
凄くできる人達なのです。

もし、このスケジュール管理が
適当になっていたとしたら、

皆さんの食べ物や飲み物、
生活用品、
特にビジネス書類や宅急便、郵便。

これらも全て時間通りに、
または新鮮な状態で、
会議に間に合う時間に、
手元に届かない事になります。

これを運転手の皆さんは
当たり前にこなしているからこそ、

ご利用の皆さんや、消費者の皆さんは、
安心して荷物を出すことができるわけです。

翌朝10時の裏側の過酷な労働事情

(例)某企業のスケジュール

16時出社
運行前点検
出発点呼
飲酒チェック
運行スケジュールの確認
知らない行き先を調べたり、
アドバイスをもらったりする。

17時 会社発
18時〜19時 分割されている営業所にて荷物の積み込み出発
20時〜22時 営業所からの荷物を配送センターに下ろして、まとめられた長距離輸送の荷物を積んでいく。

22時
配送センター出発

25時30〜26時(1:30〜2:00)
30分休憩

25時〜28時(1:00〜4:00)
中継センターへ荷物を下ろす。
数ヶ所立ち寄る場合もあり。

28時〜30時(4:00〜6:00)
最終目的地に到着。
全ての荷物を下ろす。

が、まだ終わらない。

30時〜31時(6:00〜7:00)
最終目的地の配送センターの、
各営業所行きの荷物を積み込み。

31時〜32時(7:00〜8:00)
各営業所へ移動し荷物を降ろす。

32時〜33時(8:00〜9:00)
帰り便の営業所の近くで、
かつ、
トラックが停められる場所を探し、
移動する。

時間が時間なため、ラッシュ等にかかり、必要以上に時間がかかる事もしばしばある。

33〜34時(9:00〜10:00)
ご飯を食べて、夕方まで仮眠。

10時〜17時 仮眠

17時〜18時 食事と、営業所へ移動

以後、前日の繰り返し。
違うのは、会社に帰ってから、
洗車、給油、整備がある事。

昼頃帰宅し、お風呂。

時間次第では帰らずに、
そのまま会社や、
スタンドでお風呂に入り、

そのまま次の運行へ出発する事も
多々ありました。

いかがですか?

皆さんの翌朝10時の確実は、
この過酷な労働事情の上に
成り立っております。

一歩間違えば居眠り事故で、

自分の命も、

他人の命も奪い兼ねない。

そうならないように、

日々努めてはいるものの、

本人の意思に関係なく、

眠ってしまう事実がある事を

お伝えしておきます。

なので、
私は小さい頃からの夢であった、
トラックの運転手を辞めました。

最後に起こした事故は、
完全に寝てしまい、
ぶつかってから気が付きました。

人を殺める前に辞める。という決断。

正直辛かったですけど、
背に腹はかえられません。

最後に

これを読んでくださいました皆さんへ

まず、長距離ドライバーの皆様。
眠くなったら、無理に走らず、
ハザードを出して、
緊急時は、路肩でも構いませんので、
トラックを止めて寝てください。

私はサービスエリアが満で、
次のサービスエリアまで!と思い、
そのまま運転中に寝てしまいました。

他人の命、自分の命を
荷物よりも大切にしてください。

荷物を出したお客様は、
遅れてでも荷物が無事到着する事。
が大事です。

そして、長距離トラックの労働事情を
これを読んで初めて理解した人へ

皆さんの長距離ドライバーを見る目が
いくらかでも変わってもらえると、
大変嬉しいです。

もちろん、危険な事をするドライバーも残念ながらいらっしゃるのも、また事実です。

長くなってしまうので、
また、改めて書きますが、

5つの注意点とお願いがあります。

・大型トラックや、トレーラーの取っている車間距離に割り込む行為は、自殺行為です。

・大型トラックは90キロ以上出ません。

・雪道では特に、トラックから離れてください。場合によっては止まれずに、赤信号とか関係なく、運転手の意思とも関係なく、車体が進む事があります。
必ず覚えておいてください。

・朝3:00〜5:00は、1番眠い時間帯なのでフラフラしてるトラックからは離れる事。

・特に夜中の大型スペースに、普通車を停めないであげてください。居眠り事故を引き起こします。これは、大型車がトレーラースペースに停めるのも同じ行為です。

誠に勝手な

お願いではございますが、

元長距離ドライバーからの

お願いです。

最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました。

この記事の作成者
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