サンクコストは危険であるが、有用でもある

 おはよう! そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!おやすみ!

 SHIGEKIです。

 みなさま「サンクコスト=埋没費用」という言葉をご存じでしょうか。


 埋没費用(まいぼつひよう、英: sunk cost)とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金や労力のこと[1]。サンクコストともいう。


 sunk=沈没した。ようするに沈んでしまった費用で、要するにそこで何か物事をやめても回収できない資源のことです。

 こいつは非常に危険で、人間はこのサンクコストが掛かったものが魅力的に見えるというバグがあります。というか、こいつが掛かると判断力が著しく低下するんですね。

 例えば、パチンコで2万つっこんで、負けている状態。このとき2万円分のサンクコストがかかっています。そして人はそれを回収しようと躍起になります。そしてさらに5千円つぎ込んで負けたりします。

 ナンパ系のインフルエンサーで、いわゆる「貢がせ」をさせる人がいますが、これもサンクコストですね。別れたら絶対戻ってこないお金を貢がせることで、「わたしはこの人にこれだけお金を掛けたのだから、魅力的な人に違いない」と錯覚します。
 さらに言うと、お金だけでなく、時間や手間もサンクコストですね。
 相手を自分の最寄まで来させる。時間と手間を掛けさせるため、判断力がバグります。行列のできる店でしばらく並ぶと、待たされるのが分かっていても別の店にいけないのと同じですね。使った時間を無駄にしたくないという心理です。
 人間は、かけた費用が嵩むほどに引き際を見失います。
 これをコンコルドの誤謬といいます。

 だいたいのyoutube動画とかnote見ていると、これの悪用がマジで目立ちます。
 たしかに、これ使うと女の子の食いつきも断然違うんですが、あんま幸せにならないんで、やめたほうがいいです。せいぜい、最寄駅にこさせる手間と時間くらいで抑えましょう。金を絡ませると碌なことがないです。

 こいつをできるだけ良いように使うにはどうすればいいか?簡単です。

 自己投資に高めの金を掛けましょう。

 たとえば、何かを勉強するときに、図書館やネットを駆使してタダで学ぶよりも、書籍とかを買ってお金をあえてかけることで、勉強効率が上がります。元取ろうと頑張りますからね。
 人によりますが、「貯金というのは自己投資をしなかった、自分が動かなかった証拠である。ガンガン自己投資につぎ込んでいくべき」みたいな人もいます。保守派の僕には無理ですが、こういう人の方が成長は早いのかもしれないです。

 僕らは資本主義に生きています。金を掛けた情報ほど貴重であると錯覚する価値観を有しているのです。
 ですから、貴重だと思う情報にあえてお金を掛けると、潜在意識の中から学習意欲が湧いてくるわけですね。

 ぼくもこの前5万円ほど掛けたんですが、まあやる気がちゃいますわ。
 死ぬ気で元取りてえなと思いますもん。
 
 詐欺商材でも宝の山に見えるであろうサンクコスト。
 宝の山を、宝の山脈にするためにつかってみてはいかがでしょうか。




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