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複業とリスクヘッジ

河野企画をやっています。チューバ奏者、指揮者、金管バンド専門家、
英語通訳、企画運営の河野一之です。

今日は副業とリスクヘッジの話。


今の音楽業界を見ていると僕が日本の音大で学生だった10年前とは全然違う様相をしている。当時

コンクールで勝つ!→オーケストラや音楽事務所に入る→音大や学校の先生になる

これが僕の目には王道に見えた。

先輩たちや同級生はこぞってコンテストに出られていたし、その真剣度は凄まじかった。オーケストラのオーディションも同様だ。

でも今この瞬間、令和2年の音楽業界はとても残酷だ。

毎年世界中で量産されるコンテストやコンクール、勝って騒がれるのはよくて1ヶ月、でもその後の仕事はない
SNSのバズりと一緒だ。瞬間的に騒がれるものは瞬間的に消えていく。

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コンテストで優勝=一生の安泰ではない。

自分の履歴書にちっちゃく〇〇優勝と書け支払った参加費の何十倍かの賞金と賞状、よくて素晴らしいオケやバンドとの協奏の機会で終わり。

そんな選ばれし人たちもそうでない人もコロナによってまた振り出しのような同じ土俵に放り込まれた。

オンラインだ。

オンラインではどれだけオフラインで努力してきたとか、功績をあげたとか、実力があるとかは正直重視されない。

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だってどれだけ良い音していてもマイクとスピーカーとネットの安定性で簡単に崩される。しかもオフラインでやってきた事だってオンラインという世界中と繋がっている環境=世界中の猛者たちと戦わざるを得ない環境となっている今、これまでの王道を貫くならその猛者たちと真っ向から戦わなくてはならない。いや、勝てないでしょ笑

ここで〇〇一筋でやってきました。という人から食いっぱぐれるのである。

チューバ一筋でやってきました。だと逆にチューバしかできないの?となる。

だって今この瞬間、自室の壁に向かってしかチューバを吹くしかない中でやっていてもお金にならない。

ここに例えば

・動画の編集が得意
・音の編集が得意
・ビデオカメラや写真の撮影が好き
・PC操作が好き
・SNSが好き

とかなら動画を有料公開したり、独自のコミュニティを作ってそこでチューバの知識や指導を行いお金を稼ぐことはできる。

でも本当にチューバ一筋、他のことは一切できません。でもチューバは世界に並ぶ演奏ができます。であれば誰かが拾い上げてくれたりはするだろう。

でもそこまで突出していない限り残酷な話ではあるが我々の代わりなどどこにでもいる。

つまり今このコロナ禍な時代、さらにこれから訪れる未知のウィルスとの共存を強制される

新世界

においては以下2通りの人しか生き残る術はない

①世界レベルで突出した何かを持っている人(代わりがいない人)
②様々な複業を持ちそれを掛け合わせて自分独自の仕事を作れる人

こうだ、①は先述したので想像がしやすい。
②は例えば河野で言えば

・チューバ奏者
・指揮者
・金管バンド専門家
・英語通訳
・企画運営

これらが実際にお金が入る仕事。さらにスキルで言えば

・イギリスとのコネクション
・喋り(永遠に話せる)
・書ける(永遠に書ける)
・継続(物事を継続できる)
・新しいことへ挑戦をしやすいし、余分なものや必要がなくなったものはすぐ止められる
・Eb BassやBb Bassの専門的音楽家
・心理カウンセラーの資格所持
・中高音楽の教員免許状所持
・普通乗用車免許中型保持
・クリエイティブ力
・波乱の人生経験からの経験値が豊富&不屈
・健康
・趣味がある(健康づくり、ビール、散歩、サイクリング、漫画、サウンドトラックや民族音楽)
・背も高く容姿も良い

簡単に書いてみてもこんな感じ。

これらを掛け合わせて河野企画というブランドを育てている。

いろいろなスキルをもっておくことで何か一つ事業が弱くなってきた時にリスクヘッジと言って起こりうるリスクを想定してくことでそれに対応しておくこともできる。

そして誰も真似できない事業を作り、それを競合のいないブルーオーシャンへ投げ込む。

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まとめ

長くなってしまったけど、生き残るためには突出するか、自分のスキルを幅広く増やしそれの掛け合わせで独自のものを生んでいくしかない

どちらも好きなことでなければ続けられないし、好きになる条件付けも考えてみると良い

これまでのやり方が全く通じない残酷な世界が突然幕を開けてしまったけれど、自分を見直す良い機会にもなっているし、誰かにとっては念願の世界かもしれない

生きている世界を地獄にするか、天国にするかは自分次第なのである。

またね。






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