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【英語の話】イギリス留学が始まった

おはようございます。音楽家の河野一之です。

昨日の留学準備の話で懐かしい思い出をたくさん思い出したので今日はその後の話を少し書いてみます。

たまには過去を振り返ってみるのもいいですね

取り急ぎまずは

お知らせ

まずはお知らせをさせてください。

初見、初心者大歓迎

①9/18 9:30~15:00金管バンドのマスバンド、ホールで吹きませんか?

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上手でなくて大丈夫。ただ有名な曲を音楽や金管バンド好きで集まってホールで楽しむ会。

プログラム
・Home of Legends / PLC
・Arsenal / J. Van der Roost
・Canterbury Choral / J. Van der Roost
・The Year of The Dragon / P. Sparke
・Punchinello / W. Rimmer
・I Vow to Thee, My Country / G. Holst, arr. Philip Sparke
・Pomp and Circumstance No. 1/ E. Elger
・Highland Cathedral / Korb & Roever, arr. H Lorrim


埼玉県草加駅最寄草加市中央公民館ホール、無料駐車場完備

9/18(土)9:30~15:00

②河野企画ではオンラインレッスンor 対面レッスンも開講中!

無料での体験レッスンもありますのでぜひ以下のリンクまたはDMでお問い合わせください!


③12/19 18:30予定 河野企画5周年企画「スペシャルリサイタル」

場所:埼玉県南越谷駅、新越谷駅徒歩5分サンシティ小ホール

河野企画5周年記念スーパーリサイタル
出演
ソロチューバ、指揮
河野一之
ピアノ
清水初海
指揮
今井斐
ブラスバンド
Riverside British Brass

詳細は追って

【英語の話】イギリス留学が始まった

イギリスは音大時代に一度演奏旅行ということで一度だけ約2週間訪れたことがありました。

あの時はバンドごと行ったので総勢40人近くていったため英語はもちろん話す機会がありましたが、ほぼ日本語

完全に観光客気分でした。でも今回は留学

飛行機代がもったいないのでこちとら最低でも一年は帰国しないつもりです。

まず空港に着くとアクシデント連発で、入国審査にものすごい列ができていました。あれは9月の最初の週、まだ夏休み期間だったのか多くの観光客や日本からの団体ツアーがいたのです。

そこで信じられないことに2時間待ちます。

僕がテンパっていた理由は三つ

・友人に迎えを頼んでいた
・でも僕はイギリスの携帯なんて持っていないから友人に入国に手こずっている旨を伝えられない
・スーツケースはもとより日本からチューバを持ってきていたため楽器の安否が心配

イギリスの土地に足を踏み入れてから早速テンパリ続けました。

そして入国審査、後から聞きかましたがイギリスの入国審査は世界最悪クラスの感じの悪さ、

「Next!」と感じの悪い声で呼ばれ(仕事なので仕方ありませんが)怪しいもの扱いでめっちゃ質問されます。もちろん英語です。

しかし、飛行機内で既に絶望し終わっている僕は何度もシュミレーションした内容を淡々とこなし無事突破。(とりあえず何でもかんでも印刷しておくといいです。)

そしてダッシュで荷物受け取りと待合室へ

そこには2時間経っても無事だったスーツケースとチューバ、さらになんの文句も言わず待っていてくれた友人がいたのでした。(イギリス人)

英語の話

その後僕はHeathrow APからGloucetershire地方に連れて行ってもらいそこで晩御飯、友人宅に泊めてもらってその後WalesはCardiffに入ります。

ここで留学準備中の日本での話

当時は気づかず聞いていましたが、僕が習っていた英語は基本的にはイングランドの発音で、時たま中東やインド、アジア圏の英語話者の訛りが入るぐらいでした。

でも僕が住むのはWales、英国の中でもベスト10に入るぐらい訛りの強い地域で、さらに僕が目指したブラスバンド(金管バンド)が盛んな炭鉱地域の方々の訛りは強烈です。

僕がWalesについて、生活を初めて最初の感想は

「なんて言ってるの?」

でした。

こんな音習ったことがないという衝撃でした。

想像してみてください。外国で日本語を学んだ方々が最初から茨城弁や青森弁、広島や鹿児島弁の発音の中で生活を行う感じです。

音もそうですが、単語自体が違う場合があります。

僕は「Hello, how are you?」と挨拶は習った気がするのですがイギリスの大学院(しかもスーパーアットホームなのでめっちゃみんなで挨拶しまくる、特に金管専攻はみんな家族的)で廊下ですれ違う際に

「Hi Kazz, you're alright?」

とめっちゃ聞かれるのです。

ALRIGHT?!!!

何か、大丈夫?とか、心配かけるようなことしたかな?と考えていたのですが様子を見ていると違うようです。

これ「How are you?」でした。日本語に訳しにくいですが

「おっす、調子はどう?」

みたいなフランクさです。

なのでこの時は自分のコンディションにもよりますが

「Yeah, I'm good thanks, and you?」とかを返します。

しかし、この「Hi Kazz, you're alright?「Yeah, I'm good thanks, and you?」

このやりとり一秒から二秒です。超早いの、日本で習っていないの

笑顔と挨拶

なので最初の1ヶ月ぐらいはとにかく最速で返事をし笑顔を心がけました。

この笑顔と挨拶+YesとNoの後につける、Yes, pleaseとNo, thank youはとにかく徹底しました。

笑顔と挨拶は多民族国家においては「自分はあなたに危害を加えるつもりはありません」という意思表示になります。

日本だと逆の意味で捉えられるか、頭がおかしい人か、または店員さんだと思われますがイギリスというか欧州では違いました。

とにかくコミュニケーションの総量が日本にいるときの何十倍にもなります。察してちゃんは死にます、とにかく気持ちや感情、して欲しいことは言葉と態度で示さなくては伝わりません。

しかも、ほんのりではなく、しっかり大胆に

まとめ

言葉や音楽を外国で学ぶということは”それだけ”では成立せず、文化や人間そのものを学ぶことになるというのは痛感しました。

「同じ人間だから」言える部分もありますが、そうではなく「同じ人間だからこそ」文化や風習の違いをとにかくコミュニケーションをとって知らない限り言葉や音楽を外国で学ぶなんてとてもできません。

僕は幸いなことに素晴らしい友人に恵まれなかなかしたいと思ってでもできない経験ができました。

コロナでなかなか海外に遊びに行きづらい時期ですが、早く終息しまた旅に出たいものです。

Thank you

Kazz


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。