レンジを見極める
どのエリアで釣れているのか。エリアという要素は、明らかに釣果に影響する。この概念は決して間違いではない。しかし、これは必要条件であって充分条件ではない。
充分な条件を満たすために必要なこと。それはレンジという概念だ。エリアはバスとして過ごしやすく、条件のいい場所ということができる。そこにはバスに限らず生物が集まりやすい。そしてそのエリアの中で、種別によってその領域が分かれていく。ちなみに小バスとデカバスは、同じバスであっても、違う種別だと見た方がいい。
エリアを絞ったら次はレンジ。レンジは目視で確認しにくい故に、エリア選定に比べるとその難易度が高い。また、レンジ=水深という概念では十分ではない。水深はあくまでも水深。バスのいるレンジとは必ずしも一致しない。
水深3mで釣れたことは、バスが3mレンジにいるということにはならない。だから、同じ場所で釣っていたとしても、意識しているレンジが明確に異なる状況では、その釣果にも差が出やすい。
レンジの見極めは釣果に直結する。あと一歩バイトを手繰り寄せるためには、レンジを意識したアプローチが欠かせないのだ。