勝算を与える
生き物というのは、基本的に打算的だ。獲物を得る時に、その損得感情を一瞬にして行う。もし、その獲物とリスクや損失を天秤に掛けて、リスクや損失の方が上回るようならば行動しない。逆に、リスクを多少侵したとしても、それ以上の見返りがあれば行動に出る。
こうした行動規範はバスも同じ。そして大きく成長したバスほど、その判断の精度は高くなる。だからこそ、大きく成長することが出来たのだ。このことを踏まえた時、アングラーが出来ること。それは、「バスに勝算を与える」ことだ。
食う価値があると思わせること。しっかりと存在感を示し価値を認識させる。そして、捕らえられる確実性をアピールする。バスは、逃げられ追い回すことを良しとしない。また、取り合いになってしまうことも避けたい。賢く大きく成長したバスほど、その傾向は顕著だ。
デカバスを釣るコツがあるとするなら、こうした点を踏まえたアプローチを心掛けること。確実に勝算がある。バスにそのことを一瞬にして悟らせる。「勝算を与える」アプローチで、デカバスを魅了しよう。