マガジンのカバー画像

バス釣り公論

17
エンズヴィル代表によるバス釣り狂の私論。非常に説教じみた口調ではあるがそれは決して傲慢さの表れではない。このコラムは、自分自身へのメッセージであり、問いかけである。
運営しているクリエイター

記事一覧

親指の周囲を描く

バス釣りは、バスの行動を読み解き探し出すことを基本とする。しかしながら、そのバスの行動は…

タフとは何か

何をやっても反応がないときがある。考えられるアプローチを試してみても反応がない。タフと感…

陽当たり良好

水温が日一日と下がっていき、いよいよ冬を迎えるという頃。バスは、水温の低下に応じるように…

大胆さが功を奏する

バスは、晩秋の時期を迎えると一段と冬を意識し始める。反応の良かったミドルレンジも北風ひと…

水温というカギ

この時期、前線の通過の度に気温が下がり、それに伴って水温も低下していく。水は、4℃という…

カロリーの天秤

生き物は、子孫繁栄のための生殖本能や生き残るための生存本能などの本能を行動の規範とし、ま…

「ストラクチャー」とは何か?

バスは「ストラクチャーフィッシュ」と呼ばれる。構造物やカバーに身を寄せる習性があるということだ。バスにとってストラクチャーとは何か?白い水槽にバスが数匹入っている。その中に小石を固めて入れると、彼らはその付近に集まってくる。 ここまでは素直に頷ける。そこで今度は小石をなくして、水槽の壁面に黒い帯を縦に書いてみる。黒いガムテープを水槽の側面に縦に貼った感じだ。そうするとどうだろう。バスたちはその黒い帯の周りに集まってくる。 この実験結果から判ることは何だろうか。「バスはスト

フィールドの枷

バスのフィッシュイーターという性質は、70年を超えるバス釣りの歴史の中で変わることはない…

勝算を与える

生き物というのは、基本的に打算的だ。獲物を得る時に、その損得感情を一瞬にして行う。もし、…

バス釣りの3ステップ

バス釣りが他の釣りと大きく異なる点は、サカナを待つ釣りではないということだろう。エサ釣り…

今日は厳しい?

活性の高いバスはどうしているか。彼らはエサを探している。そしてエサがいれば追い回している…

細部のこだわり

「神は細部に宿る」 これは、ある芸術家がいった言葉。他人が気づかないような細部にこだわっ…

アプローチを考える

バス釣りは、何処から始まっているか。多くのアングラーにとっては、前日の夜からといっても過…

レンジを見極める

どのエリアで釣れているのか。エリアという要素は、明らかに釣果に影響する。この概念は決して間違いではない。しかし、これは必要条件であって充分条件ではない。 充分な条件を満たすために必要なこと。それはレンジという概念だ。エリアはバスとして過ごしやすく、条件のいい場所ということができる。そこにはバスに限らず生物が集まりやすい。そしてそのエリアの中で、種別によってその領域が分かれていく。ちなみに小バスとデカバスは、同じバスであっても、違う種別だと見た方がいい。 エリアを絞ったら次