The Jaded Hearts Club のアルバムを聴いた

※この記事はテンションで書かれています。あと長いです。心して読んでね。



来たよ!とうとう!待ちわびたよ!!
The Jaded Hearts Club のアルバムだよ!!

"You've Always Been Here"

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そもそもこのバンドを知ったのは、JET のドラマーであるクリス・セスターのインスタから。
Muse のマシューとかと組んで、ビートルズのカバーバンドを始めたとの投稿があった。

その名も "Dr. Pepper's Jaded Hearts Club Band"。名前の由来はまぁ説明するまでもなかろうて

わりと精力的に活動していたようで、なんと本家ポールとの共演も実現している。

で、そのうちクリスの兄であり JET のボーカルでもあるニック・セスターが参加していることも分かって、いつの間にかクリスは参加してなくて、Blur のグレアムも参加してて、名前もシンプルになって(商標の問題だろうか)、今の形になっている。

ちょこちょことシングル出したりビデオを出したりして、出てきたのがこのアルバムである。


早速聴いてみたが、これむちゃくちゃいいぞ。

ここからは曲の話をしたいので、途中途中 MV とかも貼るけど、よかったら Spotify 聴ける人はここから聴いてみておくれ。


幕開けは "We'll Meet Again" 、マシューがピアノで一人で歌う曲である。

そして次に、MV もなった "Reach Out I'll Be There"。

もう、ね。

声。声!声!!声ええええ!!!


最高でしょこんなもん。

まぁ、何を隠そう私が JET の大ファンで、ニックのソロアルバムはもちろん、かつてニックが参加したオーストラリアのスーパーバンド The Wrights の CD まで買うくらいの徹底ぶりであり、

2017 年のツアーでミート&グリートに参加したときには、

I'M THE BIGGEST FAN OF YOU IN JAPAN.

と第一声で伝えたくらいには、そしてその翌年の Get Re-born ツアーにはメルボルンの公演にわざわざ行ったくらいには大好きである。

もはやニックがボーカルで参加し始めた時点できっちり追いかけることは決まったのだが、いや、それにしても、この声はね、圧巻ですわ。もはやずるい。
この声で歌ったら絶対ロックンロールになりますやん。かっこいいに決まってますやん。

でもね。

オレがこのアルバムで一番好きになったのは、ニックボーカル曲じゃないんだ。
ここまで言っておいて。

それが次の曲。"Have Love Will Travel"。

ボーカルを取っているのはマイルス・ケイン。アメリカのガレージバンド、ソニックスのカバーである。
これがね、

めっちゃいいの。

マイルスの声もいいし、グレアムのファズなギターもいいし。というかこの曲の音作り全般が気持ちいい。とにかくかっこいい。

このアルバムの個人的ベストトラック。これにはやられた。

最初クレジットを観た時、「えー、この曲ニックのボーカルじゃないの?絶対ニックの歌う曲じゃん!人選どうなってんだよ!」と思ったけど、
想像以上にかっこよくてぶっとんだぞ。これマイルスでよかったかも。

ちなみにライブの時はマイルスとニックが一緒に歌ってた。メインはマイルスだけど。

で、そこから、またニックのボーカル曲 "This Love Starved Heart of Mine (It's Killing Me)"

これ事前にリリックビデオが公開されてたよね。これも超かっこいい。

でその次の "Nobody But Me" ね。これはマシューの弾くベースがクッッッソかっこいいよね!!

聴き始めても「え、普通じゃん」て思うじゃん?1:00 過ぎたあたりに本気出してくるタイプだから。そしてまたそこに絡んでくるファズギターがやばいかっこいいのよ。

でそっから "Long And Lonesome Road" "I Put A Spell On You" と、ニックのボーカルを最大限活かした曲が続くのよね。

もうただの天国じゃん

で、またマシューのベースがいいんですよ。というかベースラインが Muse のあの曲にそっくりだよね。

ベースラインというか、全体的な雰囲気含めてそう作ったのかな。このアルバム自体プロデュースはマシューだし。

で、"Money (That's What I Want)" が続きます。いろんなバンドがカバーしてるけど、やっぱビートルズバージョンが有名だよね。元々ビートルズのカバーバンドから始まった名残か。マシューとニックがバックコーラスってのも素敵に豪華だ。
でまたグレアムのギターソロがいいのよ…と思ってクレジット見たらグレアムじゃなかった!Ilan Rubin。なんと NIN のドラマーである。こんないいギター弾くのかよ。

その次が "Why When The Love Is Gone"。このアルバム中で一番ポップな明るい曲。これはコーラスも気持ちいいね。

次が "Love's Gone Bad"。グレアムのハードなギターとマシューのベースラインがいい。マイルス・ケインっていい声してるんだな。実は Last Shadow Puppets も The Little Flames も The Rascals もほとんど聴いてなかったので、まともに彼のボーカル曲をアルバムの一部として聴くのは初めてかも。

で、最後は "Fever" なんだけど、なんとマシューが一人で、ベースと指パッチンだけで歌ってる。クラシカルなベースの音(MV とかライブとかの通り、バイオリンベース使っていると思われる)と囁くようなマシューの声が妖しくてこれがまた非常によい。ただでさえベース弾き語りなんて珍しいのに、ギターやピアノのイメージが強いマシューがそれをやるんだもんな。


というわけで以上です。


このアルバム、全体を通してとにかく音がよく、聴いていて気持ちがいい。とても好みの音作り。


そして、こういういわゆる「スーパーバンド」(複数のバンドからスターが集まったバンド)を、リアルタイムで経験でき、しかもそのメンバーがまた自分の青春時代を通してリアルタイムで活躍した人たち、というのは初めての経験だ。それだけで感動し、興奮した。

ちょっと長くなったけど、ここまでにしておく。

JET やニックセスターへの愛は、また改めていつか note に書きにこようかな…


じゃ、おやすみなさい

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